食品・食材佐賀牛や佐賀錦など!名前に佐賀が付くおすすめの特産品

佐賀牛や佐賀錦など!名前に佐賀が付くおすすめの特産品

佐賀といえば、有名な陶磁器である伊万里焼や有田焼を思い浮かべる人が多いでしょう。今回はこれらではなく、名前に「佐賀」が付く特産品にスポットを当ててみます。

最高級ブランド肉「佐賀牛」

最高級ブランド肉「佐賀牛」

佐賀牛とは

佐賀牛は全国に150ほどある牛の銘柄のなかでも全国トップクラスの品質を誇り、佐賀県農業協同組合(JAさが)管内で飼育されている黒毛和種の和牛のなかで、日本食肉格付協会が定める牛取引規格が5等級、または4等級かつBMSがNo.7以上の牛肉のみが名乗ることを許されています。

また、上記以外は「佐賀産和牛」と分けてブランド化されています。

BMSは「ビーフ・マーブリング・スタンダード」の略で、「脂肪交雑」を評価するための基準です。赤身の肉にどれだけ霜降りが入っているかを12ランクに分類したもので、No.12が最高となります。

一般的に百貨店などで販売されている肉はおおよそNo.7前後のものまでで、No.10以上になるとステーキハウスなどの専門店や高級百貨店で使われる最高品質の牛肉となり、流通量も少なくなります。

佐賀牛のこだわり

やわらかい赤身にきめ細かい脂肪が入った霜降りの佐賀牛は、ステーキにもしゃぶしゃぶにも最適です。甘くてコクのある肉は、子牛のうちから佐賀県特有のおだやかな気候とおいしい水・澄み切った空気に育まれ、餌の配合から与え方まで細心の気配りによって考えられたストレスを与えない熟練の飼育技術によって生まれます。

商品紹介

明月館 佐賀牛サーロインすき焼きしゃぶしゃぶ用

あまり食べる機会のない佐賀牛ですが、手軽にお取り寄せすることもできます。佐賀牛を扱う明月館では、厳選された佐賀牛を職人が丁寧にブロックに分け、おいしさを保つために一度真空パックにしてから冷水にくぐらせて身を引き締め、肉を寝かせています。

明月館 艶さしプレミアム佐賀牛 サーロインステーキ

同じく明月館から、上品な脂の甘みがあるサーロインステーキです。脂を多く含む肉はきめ細かでやわらかく、良質の脂が溶けてしっかりと濃い風味が口中に広がります。塩胡椒だけでもおいしいですが、わさびやレモンを付けて食べるのもおすすめです。

 

佐賀の伝統「佐賀錦」

佐賀の伝統「佐賀錦」

佐賀錦の特徴

佐賀錦は肥前国鹿島藩(現在の佐賀県鹿島市周辺)で受け継がれてきた織物で、金銀箔を漆で貼りつけた特製の和紙を細く切ったものを経糸とし、撚り(より)合わせた綿糸に染色したものを緯糸として丹念に織り上げられたものです。

紋様は伝統的な網代(あじろ)や紗綾(さや)型、菱などがあります。織機は使わずに、織り台という小さな台に経紙と呼ばれる経糸をかけて絹糸を織り込んで作られています。とても根気のいる手仕事で細かな技術を必要とするので、一日にわずかしか織ることができません。

手作りの素朴で暖かい魅力と和紙の持つ温もりに豪華で気品のある華やかさ、優雅な美しさが秘められており、和紙を使った独特の風合いも感じられます。帯地などに使われることもありますが、現在は鞄や財布といった実用小物の生産が多くなっています。

佐賀錦の歴史

佐賀錦は江戸時代末期、鹿島鍋島家の9代目藩主夫人である柏岡の方が病の床に伏せていたとき、ふと目についた部屋の天井の風雅な網代組み(あじろぐみ)の美しさに心を打たれたことから始まりました。これを日常生活に応用できないかと近侍の者に相談し、紙縒りを使って作られた網代組みの小物がきっかけで生まれたとされています。

その後は経糸に紙、緯糸に綿糸を使って織られるようになり、時を経るにしたがって紙糸を金箔糸に、綿糸を絹糸に代えてより美しい織物が作られました。これは御殿女中の間で受け継がれ、参勤交代の際には幕府へ献上されるまでになりました。

明治になると廃藩によって中奥が解体されて佐賀錦は存続の危機に陥りましたが、消滅を惜しんだ佐賀県出身の大隈重信が旧華族の間で再興し、評判となりました。それまでは「おくみもの」「組錦」「鹿島錦」などと呼ばれていましたが、1910年、ロンドンの日英大博覧会に出品して大好評を博したのを機に「佐賀錦」という名称に統一されました。

商品紹介

着物なごみや 草履バッグセット

「着物なごみや」の草履とバックのセットは、上品でしっとりとした佐賀錦で作られています。草履の花緒はバッグとそろいの柄で統一感があり、季節を問わず、黒留め袖・色留め袖・振り袖・訪問着などに合わせられます。

披露宴・式典のほか、パーティー・入卒・お祝い・成人式・お茶席などにも使用できる逸品です。

 

佐賀県産「さがびより」

佐賀県産「さがびより」

さがびよりとは

「さがびより」は、佐賀県農業試験研究センターが10年をかけて研究・開発した、激しい気温の変化にも対応できる米です。2009年から佐賀県下でも本格的に栽培され、「天使の詩」と「あいちのかおりSBL」を配合して生まれました。

佐賀のおだやかな気候と肥沃な大地といった豊潤な自然の恵みを生かして雨にも風にも負けず米づくりに励み、この上なく晴れやかな佐賀日和で迎える収穫。そんな農家の想いが「さがびより」という名前に込められています。

さがびよりの特徴・基準

「米の食味ランキング」で連続特A評価を得た、佐賀が誇る安心・安全のブランド米。お米のうま味がずばぬけているのに加えて見た目や香りも良く、非常にバランスが取れていると評判です。

  • つやが良い
  • 粒が大きくしっかりしている
  • もっちりとした食感がある
  • 甘み、香りが良い
  • 時間がたってもおいしい

といった特徴があり、粒がしっかりしているためうま味が逃げることなく、口に入れた瞬間に甘みと香りが広がります。冷めてもおいしいので、お弁当やおにぎりにも向いています。

さがびよりの生産地と生産者は登録制です。品質を維持するために、県内の優秀な生産者が「さがびより米スター」として、地域条件や気候条件に応じた検収や指導を行っています。

種まきから稲刈りまでしっかりと観察し、肥料の量や時期もそれぞれの田んぼごとに見極められます。刈り取りも実りの具合と籾の水分量から判断し、最もおいしい時期に行われます。おいしさを決めるのは玄米中のたんぱく質の量で、基準をクリアして粒が大きく透き通った米のみが選ばれて出荷されています。

商品紹介

九州米大将 さがびより

「九州米大将」は、九州のお米を全国に配送しています。熨斗を付けた配送にも対応しているので、贈答品としてもピッタリです。

 

つやのあるイチゴ「さがほのか」

「さがほのか」とは

さがほのかの特徴と旬

「さがほのか」は、「大錦」と「とよのか」を掛け合わせてできた苺です。1991年から佐賀県農業試験研究センターで育成され、2001年に品種登録されました。現在は佐賀県をはじめ、主に九州で栽培されています。店頭では「ほのか」や「ほのかイチゴ」と表記されていることもあります。

果皮はつやのある紅色で、果肉は全体的にきれいな白色です。甘みが強く酸味は控えめ、果肉はスリムな円錐形ですが、大きくしっかりしていて日持ちが良いのが特徴。外見の形と表皮の色が映えるので、丸のまま飾りに使うときれいです。12月ごろから出回り始め、5月ごろまでがシーズンとなります。

商品紹介

晴富 さがほのか

取り扱いは12月中旬〜2月中旬までですが、最高品質の大粒苺を選り抜いて可愛らしい化粧箱に詰められています。糖度が高く酸味は控えめなので、どんな人にも喜ばれ、お歳暮やさまざまな贈り物におすすめです。

 

「佐賀」の名前が付いた特産品、いかがでしたでしょうか。佐賀牛やさがびよりなど、普段とは違った佐賀の味を楽しむのも贅沢の一つかもしれません。