食品・食材沖縄に行ったら絶対に食べたい人気の沖縄料理!

沖縄のさまざまなチャンプルー料理

沖縄のさまざまなチャンプルー料理

そもそもチャンプルーとは

「チャンプルー」は沖縄の方言で「混ぜ合わせる」という意味を持っています。よく知られているのはゴーヤチャンプルーですが、ゴーヤだけでなく野菜や沖縄特産の島豆腐など、さまざまな具材を一緒に炒める沖縄の家庭料理です。

家庭料理のため味付けや具材はさまざまです。チャンプルーの素も販売されていますが、決まった味付け方法はありません。

チャンプルーとよく似た料理に「イリチー」があります。混同されがちですが、チャンプルーは短時間で炒める料理、イリチーは時間をかけて炒め煮のように調理をする料理です。

ゴーヤチャンプルー

「チャンプルー」という言葉でまず挙がるのはゴーヤチャンプルーでしょう。

うま味のある豚肉に固めで食感のある島豆腐、苦味のあるゴーヤに卵も入っており食べごたえは抜群。ビタミンCや葉酸を多く含むゴーヤを使うため、彩りが良いだけでなく夏バテ防止や疲労回復効果があるとされ、食欲が落ち気味になる夏にぴったりの料理です。

島豆腐の代わりに木綿豆腐や厚揚げ、あるいはピーナッツバターを入れるゴーヤチャンプルーもあり、アレンジも豊富です。

フーチャンプルー

麩を使ったチャンプルーです。使われる麩は「車麩(くるまふ)」と呼ばれる麩。新潟県や石川県にも輪切りになった車麩がありますが、沖縄の車麩はやや細めの筒状で販売されています。

適当な大きさに切った車麩を水で戻し、溶き卵に染み込ませてから炒めます。フーチャンプルーの特徴はもちもちした食感。車麩にたっぷりと卵を染み込ませるのがポイントです。具材には野菜や豚肉、ツナ缶なども使われます。

ソーミンチャンプルー

「ソーミン」とは素麺のこと。ソーミンチャンプルーは素麺を使ったチャンプルーです。固めに茹でた素麺の水をしっかりと切り、具材と一緒に炒めます。具材はさまざまで、ゴーヤやもやし、人参などの野菜をはじめ、豚肉、ツナ缶、スパムを入れてもおいしくいただけます。油で炒めてもさっぱり食べやすいチャンプルーです。

豆腐チャンプルー

炒めても崩れにくい、沖縄特産の島豆腐を使ったチャンプルーです。野菜や豚肉などの具材が入りますが、メインは島豆腐。大きな島豆腐がゴロゴロ入っていて、食べごたえのあるチャンプルーです。

 

沖縄名物料理「ソーキそば」

沖縄名物料理「ソーキそば」

沖縄そばとソーキそばの違い

ゴーヤチャンプルーと同様に沖縄料理として名高いソーキそばですが、よく話題になるのが沖縄そばとソーキそばの違いです。どちらのそばも麺は小麦粉で作られておりスープも同じですが、そばに乗っているトッピングに違いがあります。

沖縄そばには三枚肉と油で揚げた沖縄かまぼこが乗っていますが、ソーキそばにはソーキが乗っています。「ソーキ」とは豚のスペアリブのことで、時間をかけてやわらかく煮込まれた大きなソーキが乗っているそばがソーキそばです。

なお、ソーキは「梳(すき)」が変化した言葉で、骨付きのあばら肉が櫛のようだということから来ています。

沖縄でソーキそばを食べるならココ! やんばるそば「ソーキそば」

「ソーキそばを食べるならここ!」と評判の店「やんばるそば」。琉球古民家だったという趣のあるこの店は「回転は速いがとにかく混んでいる」と有名ですが、それだけ味に定評があります。

やんばるそばのソーキそばは、丼にゴロゴロ乗っている大きなソーキが特徴です。ジューシーなソーキとモチモチの麺が鰹と豚骨で作られるスープによく合い、そのバランスは絶妙。深い味わいを楽しむことができます。

肉がなくなり次第終了となり、早い日には昼過ぎに売り切れてしまうことも。余裕を持って早めに向かいましょう。

自宅でソーキそばを楽しむ(アワセそば「本格ソーキそば」)

「沖縄でソーキそばを味わいたいが、なかなか難しい」という方におすすめなのが、本場の味を自宅で再現できる「アワセそば」の「本格ソーキそば」です。

1947年(昭和22年)の創業以来、そばの製造・販売を行っているアワセそば。老舗の会社が作る本格ソーキそばは、太麺・細麺の二種類の麺から好きな方を選べます。

汁がよく絡む太い平麺とつるつるした食感の細麺は、どちらも無添加の生麺。鶏ガラ・豚骨・鰹で作られたこだわりのスープと、泡盛を隠し味とした本ソーキが付いています。食べ方は、茹でた麺とレトルトパックに入っているだしを温めて合わせるだけ。食べたい時にすぐ食べられる本格ソーキそばは、高い商品を得ています。

沖縄県民の相棒「コーレーグース」(サン食品「コーレーグース」)

沖縄そばには欠かせない「コーレーグース」。島唐辛子を泡盛で漬け込んだ調味料で、ピリリと辛い味が特徴です。沖縄の食堂には必ずあると言っても過言ではないほど現地ではよく知られており、沖縄そばをはじめ、さまざまな沖縄料理に使われています。

やみつきになる味のコーレーグースを自宅で味わえるのが、サン食品のコーレーグース。ほんの少量をかけるだけで料理のアクセントになり、おいしさが引き立ちます。

沖縄そば以外にもパスタやサラダ、豆腐料理など活躍の場も多く、リピーターも多数。ビンに入ったコーレーグースのほか、詰め替え用のペットボトルも販売されています。

 

沖縄県の郷土料理「ラフテー」

沖縄県の郷土料理「ラフテー」

ラフテーとは

「ラフテー」は、本土では「豚の角煮」と呼ばれています。保存が効くことから、琉球王朝時代にも保存食として用いられていました。

沖縄の角煮であるラフテーと本土の角煮との違いは調味料。沖縄の角煮であるラフテーは、豚肉をしょう油、泡盛、黒砂糖で煮込んだもので、一般的には豚の皮付き三枚肉が使われます。

豚肉は下茹でを行ったあとにアルコール度数が高い泡盛などで煮込むため、適度に脂分が抜けてホロホロとした食感に。数時間から数日かけてじっくり煮込まれます。

同じような料理にソーキがありますが、ソーキは骨付きの豚あばら肉。固く食べられない骨のものを「本ソーキ」、やわらかい軟骨のものは「軟骨ソーキ」と呼ばれます。また、ラフテーにはしょう油ではなく味噌で煮込む「みそラフテー」という料理もあります。

沖縄でラフテーを食べるならココ! ゆうなんぎい「ラフテー」

ラフテーを食べるなら「ゆうなんぎい」。沖縄のおいしい郷土料理を食べられる、1970年(昭和45年)創業の老舗です。じっくり煮込まれたラフテーは味噌ダレで味付けされたもの。濃い目の味噌味がやわらかい豚肉とよくマッチしています。

観光客のみならず地元の常連も多い行列のできる店として知られていますが、本格的な沖縄料理を食べられるゆうなんぎいには並ぶ価値があるでしょう。那覇市・国際通りの近くでアクセスも抜群です。

自宅でラフテーを楽しむ(豚角煮 山将ラフテー)

那覇市の沖縄居酒屋「山将」は、通信販売でラフテーを販売しています。

脂身の多い豚肉が使われていますが、8時間以上かけて余分な脂を取るため、口当たりはさっぱり。泡盛と黒糖で煮込まれた肉にはうま味がしっかりと染み込んでいます。

ポイント
防腐剤は不使用で甘辛味なので、どの年代にもおすすめ。熱湯で7分から8分温めればすぐ食べられるのも嬉しい点。

 

沖縄の焼き物名物「ヒラヤーチー」

沖縄の焼き物名物「ヒラヤーチー」

ヒラヤーチーとは

「ヒラヤーチー」は、出汁や水で溶いた小麦粉にネギやニラなどの具材を入れて焼いた料理です。ヒラヤーチーは沖縄の方言で「平焼き」の意味。沖縄の粉焼きで、「沖縄風お好み焼き」や「沖縄風チヂミ」と言われることもあります。

具材はネギやニラのほか、人参、紅しょうが、もずく、ツナ缶などさまざま。焼きあがったヒラヤーチーにはソースやしょう油をかけていただきます。

自宅でヒラヤーチーを作るなら(ヒラヤーチーミックス「ヒラヤーチーの粉」)

「ヒラヤーチーを作るならば、やはり本場沖縄に近い味を出したい」、そんな時におすすめなのが、水と卵を混ぜるだけでおいしいヒラヤーチーが食べられる「ヒラヤーチーミックス」です。

ヒラヤーチーミックスには黒糖や山芋粉末などが入っており、作り方次第でもっちり・ふんわり・しっとりの3種類の食感を楽しむことも可能。ネギ以外の具材を入れるなど、さまざまなアレンジができます。また、ヒラヤーチー以外の料理にも活躍します。

ヒラヤーチーの作り方

ヒラヤーチーの基本的な材料として、小麦粉、卵・水、ネギやニラを使います。作り方は簡単で、小麦粉・卵・水を混ぜ合わせ、小さく切ったネギやニラを入れてだしの素や塩で味付けをするだけ。油をひいたフライパンに薄く伸ばして焼き上げたらできあがりです。

 

人気の沖縄料理、いかがでしたでしょうか。沖縄の風土にマッチした食材と調理方法で作られる沖縄料理は、日本各地の郷土料理とは異なる特徴を持っています。沖縄に足を運んだ際にはぜひ味わってみてください。