お土産絶対に失敗しない!静岡のおすすめお土産9選

絶対に失敗しない!静岡のおすすめお土産9選

日本のほぼ中央に位置する静岡は中部地方に属し、地域によって文化や特色も異なる地域色豊かな県です。県の北側にはシンボルでもある富士山があるほか、海や山・湖などの豊かな自然に恵まれており、東西からの交通の便も良いことから観光地としても人気です。今回はそんな静岡県のおすすめお土産について紹介します。

静岡でおすすめのお菓子のお土産

静岡でおすすめのお菓子のお土産

やまだいち 安倍川もち

1950年の発売以来、静岡土産の定番として知られているのがやまだいちの「安倍川もち」です。名作、東海道中膝栗毛の主人公の一人「喜多八」が描かれた浮世絵のパッケージは、目にしたことがある人もきっと多いはず。

やまだいちは、江戸時代からおいしいものとして知名度の高かった東海道名物である安倍川もちを、戦後いち早く静岡土産として復活させたことで有名です。

コシのあるやわらかいもち生地は、もち米や製造方法にもこだわり、生のもちに近い食感を楽しめるように開発されました。きめ細かで香りの良いきな粉と北海道産の小豆を使用したこしあんが、やわらかな安倍川もちを引き立てます。

治一郎 治一郎のバウムクーヘン

静岡県浜松市にある株式会社治一郎が2002年から販売している「治一郎のバウムクーヘン」は、一般的なバウムクーヘンと比べてはるかに高い約8cmというそのボリュームが特徴的な商品です。

見た目はずっしりとしていますが、口に入れるとしっとりした食感とふんわりとした口当たりが人気です。職人が一本ずつ火加減を調節しながら、できるだけ焼き色を付けないように「薄く」「レア」に層を重ね丁寧に焼き上げることで、しっとりとした仕上がりを実現しています。

また、卵白と卵黄を別々に泡立てる「別立て法」を採用することで、スポンジケーキのような口当たりになっています。

雅正庵(がしょうあん) 鞠福(まりふく)

お茶とお菓子とカフェの店として2006年にスタートした雅正庵で一番人気のスイーツが「鞠福」です。

きめが細かく伸びの良い「羽二重餅」を大福餅皮として使用することで、とろける口どけの食感になっています。

  • 静岡産の抹茶のおいしさと苦味を味わえる濃厚な抹茶クリームが人気の「濃い抹茶」
  • 口どけが滑らかな「生クリーム」
  • すっきりした甘さと炒ったほうじ茶の香ばしい香りが絶妙な「ほうじ茶」

こちらの3種類が定番で、国際的な品評会であるモンドセレクションでは3年連続で金賞、国際優秀品質賞を受賞しています。

静岡市青葉区の千代田本店のほか、県内には複数店舗があり、さらにはオンラインでも購入可能です。

春華堂 うなぎパイV.S.O.P

1949年創業の春華堂は浜松のお菓子処ですが、その名を一躍有名にしたのが1961年に浜名湖特産のうなぎをヒントに作られた「浜名湖名産・夜のお菓子 うなぎパイ」の誕生です。

当時、知名度が低かった浜松で最も有名だった浜名湖のうなぎをテーマに、「浜松らしいお菓子を作ろう」と商品開発に臨み、フランス菓子のパイを基本にうなぎの形状を模したり、かば焼き風にしたり、と試行錯誤を重ねて現在のうなぎパイの形状ができ上がりました。

「一家団欒(らん)のひとときをうなぎパイで過ごしてほしい」という社長の願いを込めて「夜のお菓子」というキャッチフレーズを付けて売り出すと大反響を呼び、浜名湖名産うなぎパイとして現在に続くロングセラーの人気商品になっています。

1993年に発売の「うなぎパイV.S.O.P.」は第27回全国菓子大博覧会にて外務大臣賞を受賞しており、高級ブランデーの芳醇な香りとマカダミアの風味が絶妙の最高級のうなぎパイです。

 

静岡ならではの味が楽しめるお土産

静岡ならではの味が楽しめるお土産

蒲菊本店 黒はんぺん

静岡県の焼津周辺は駿河湾のキスやアジ・トビウオなど、かまぼこの原料となる魚が豊富に採れる地域として有名で、かまぼこ業者が多くあります。

蒲菊(かまぎく)は1889年創業のねり製品製造販売の会社です。そのなかでも「黒はんぺん」は地元で水揚げされた新鮮ないわしとさばを使用した一番人気の商品として「静岡の特産」とも言われています。

そのまま食べるほか、おでんの具やフライにしてもおいしく歯ごたえの良さと魚の旨みを味わえます。

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田丸屋本店 わさび漬け

田丸屋は、1875年創業のわさび・わさび漬け各商品の製造販売を行っている老舗です。

東海道線が開通したことをきっかけに静岡駅構内でわさび漬けの販売権利を獲得し、丸い円形の化粧樽に詰めたわさび漬けを列車の窓から旅人に売り込む独特の販売スタイルで、全国にその名が広まりました。

わさび漬けは、わさびが持つ独特の風味や辛味を堪能でき、わさびの根のコリコリした食感と酒粕の香りを楽しめる人気商品です。日本固有の植物であるわさびは世界的にも有名な香辛料で、1590年、慶長年間のころに現在の静岡県葵区で栽培が始まり、その後伊豆など静岡各地へ広まりました。

自然豊かな清流が流れる静岡県はわさびの栽培に適しており、生産量は日本一を誇ります。

 

ふじのくに新商品セレクションとは

ふじのくに新商品セレクションとは

ふじのくに新商品セレクションとは、静岡県産の農林水産物の魅力を活かした商品化2年以内の新しい加工品を対象とした静岡県主催のコンクールで、選定・表彰により

・企業の新商品開発や商品改良
・ものづくり産業の活性化
・付加価値の向上

を目的としています。

詳しい条件は、

  • 原材料に静岡県産の農林水産物を使用していること
  • 商品化2年以内の加工品であること
  • 県内に所在地を有すること

であり、

・商品コンセプトや特徴
・販売戦略や郷土の魅力発信効果
・地域連携の取り組み

などを評価して選定されます。毎年、最高金賞として1商品、金賞として10〜13前後が入賞しています。

2017年度最高金賞受賞「伊豆山海おぼろ寿し」

「伊豆山海おぼろ寿し」は、伊豆の国市の料理店である株式会社だるまが製造する商品です。

おぼろ寿司は、伊豆の田舎で古くからお祭りの際に食べられていた寿司で、

・静岡県沼津港のマグロ
・由比の桜エビ
・伊豆の干し椎茸や卵
・御殿場小山の水かけ菜
・伊豆の国の紅しょうが

など、静岡県東伊豆の食材がふんだんに使用されています。

彩りの良さや栄養バランスが評価されて最高金賞に選ばれました。

2017年度金賞受賞「うなぎいも金の極ポテト 銀の純ポテト」

「うなぎいも」とは、浜松市で造園業を営むコスモグリーン庭好が開発した品種。日本有数のうなぎの産地、静岡県浜松市にある浜名湖周辺うなぎを扱う養殖場や加工業者、料理店から出るうなぎの骨や頭などを肥料にして育てたさつまいもをうなぎいもとして商品化したものです。

浜松市など静岡県西部の遠州地域では古くから栽培されていた郷土食材であり、それを地元名産のうなぎと組み合わせた「地域ブランド」と言えます。

このうなぎいもを使用して開発した商品が「金の極みポテト」「銀の純ポテト」です。うなぎいもの旨みと甘さを引き出した農家が作る砂糖不使用のスイートポテトは、食べたら病みつきになること間違いなしの商品です。

2017年度金賞受賞「静岡茶しめさば」

「静岡茶しめさば」は、静岡県焼津市にある、さば・うなぎ・穴子の加工品製造・販売をしている焼津冷蔵株式会社が製造する商品です。EPA、DHAなど豊富な脂が乗った新鮮な国産真鯖を、静岡産の新品種茶「サンルージュ」で漬け込んで仕上げました。

茶に含まれるカテキンの消臭効果で、臭みを持つ青魚であるさばを一晩じっくり漬け込み熟成することでおいしく仕上げています。サンルージュにはアントシアニンが豊富に含まれており、酢やレモンなどで酸性にすると淡い赤色に染まる新しい品種の茶葉として注目されています。

 

地元で採れる新鮮な海の幸や農作物を使用した静岡の特産品から、古くから人気の銘品や新開発のスイーツまで、さまざまな種類がある静岡土産のなかからセレクトした商品です。ぜひ参考にしてみてください。