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カレー消費量日本一の鳥取県
鳥取カレーとは
日本人が大好きなカレーですが、全国各地に地域の特色を持つご当地カレーも続々登場しており、どこへ行ってもおいしいカレーを食べることができます。
なかでも鳥取県民のカレー好きは突出しており、2004年に総務省が発表した調査では、2003年における一世帯あたりのカレールウ購入量と購入金額で日本一に選ばれています。
2005年には鳥取県東部のカレー好き有志により「鳥取カレー倶楽部」を設立。イベントやキャンペーンなどさまざまな活動を行い、鳥取のカレーを全国にPRしながら地域の活性化を図っています。
2009年には鳥取オリジナルカレールウの開発と販売をと、株式会社鳥取カレー研究所も設立されました。
- 砂丘らっきょうや二十世紀梨・ズワイガニなど鳥取名物とコラボレーションした「鳥取カレーの素」
- カレー味のケチャップ「ゴールデンケチャップ」
などを世に送り出しています。
おすすめの鳥取カレー
ブリリアントアソシエイツ 華貴婦人のピンク華麗
初めて見た人は「これがカレー!?」と驚くこと間違いなしの「ピンク華麗」。スイーツのようなピンク色をしたルーですが、香りはもちろん、口に入れるとしっかりとカレーの味がします。
鳥取の風土によく合い、県の特産として売り出しを図っている赤ビーツとコラボレーションしてできたピンク華麗は、スパイスがしっかり効いていながらもまろやかな味わいで、砂丘らっきょうにもよく合います。
パッケージに描かれているのは、鳥取市内の国の重要文化財「仁風閣」をイメージしたキャラクターである「華貴婦人4姉妹」。
「女性の視点からおしゃれな鳥取をアピールしたい」という思いにより誕生しました。非常に斬新なピンク色のカレーですが、優しい色合いで食卓が華やかになる商品です。
CAFE CURRY 鳥取和牛とブルーマウンテンコーヒー入り
鳥取は、カレーだけではなくコーヒーの消費・購入量が多いことでも知られています。
2016年の1月に総務省から発表された調査結果では、コーヒー購入額は日本一でした。日本一となったカレーとコーヒーを組み合わせ、さらに鳥取特産の和牛を贅沢に使った商品が「CAFE CURRY」の「鳥取和牛とブルーマウンテンコーヒー入り」です。
コーヒーには、鳥取のコーヒー専門店「澤井珈琲」のブルーマウンテンを使用。鳥取のおいしいものが一つになったカレーです。
鳥取和牛は肉厚で食べごたえも抜群、やわらかい鳥取和牛をじっくり煮込んだルーは特性スパイスが効いていながらも上品で深みがあり、わずかな苦味のある味わいです。
鳥取カレーに合うお米「プリンセスかおり」とは
鳥取県は2017年の12月、米の新しい品種「プリンセスかおり」を発表しました。プリンセスかおりは、「鳥取のカレーに合う米を」と2010年から開発が進められてきたもので、
- コシヒカリの品種である「いのちの壱」
- インドの高級品種であるバスマティー370の香りを持つ「プリンセスサリー」
の二つを交配して誕生しました。
エスニック料理との相性も良いため、アジア地域を中心に海外への進出も考えられており、将来的には鳥取県を代表するブランドへと成長が期待されます。
中嶋米穀(株) カレーによく合う香米 プリンセスかおり
「プリンセスかおり」はインド米の系統も持っているため、米の形が細長い長粒種です。
- ポップコーンのような香り
- 独特なうま味
- 日本人が好きな粘りのあるもちもち感
をしっかりあわせ持ち、香辛料の風味をアップさせるこの米は、通信販売もされているため全国で購入が可能です。
鳥取名物「鯖寿司」
300年の伝統「米吾」の吾左衛門鮓(ござえもんずし)
吾左衛門鮓が誕生したのは江戸時代。米子(よなご)の廻船問屋(かいせんどんや)「米屋」の五代目であった米屋吾左衛門は、懸命に働く船子のためにと、酢飯に酢で締めた鯖を乗せてワカメで巻いたお弁当を持たせていました。
時を経た1979年(昭和54年)、十三代目となる内田健二郎は、このお弁当を元に新しい駅弁「吾左衛門鮓」を作り上げ、いまや年間で60万食以上物売り上げを誇る人気商品となったのです。
吾左衛門鮓のこだわり
吾左衛門鮓は、伝統を守りつつ素材にこだわりを持って作られています。
- 厳しい冬に獲れる寒鯖
- 鮓にぴったりば鳥取産の米
- まろやかな北海道の特上真昆布
と、それぞれがうま味を持つ素材ばかり。製法を見直しながらも伝統を再現し、丁寧に鯖鮓を作り続けています。
米吾 吾左衛門鮓・鯖寿司
しっとりと口当たりの良い黒昆布に包まれた米吾の「吾左衛門鮓・鯖寿司」。まろやかな酢飯の上に厚みのある鯖が乗せられており、上品な味わいを楽しむことができます。
伝統の方法で酢漬けにされている鯖寿司は、一度食べるとその味が忘れられないという人が続出。自分で食べるだけではなく、お土産や贈答用として用いる方も多くいます。
伝統の逸品「とうふちくわ」
とうふちくわとは
魚は贅沢とされていた江戸時代、鳥取藩主・池田光仲公が質素倹約のため、魚の代わりに豆腐を食べるよう推奨されます。
もともと鳥取では大豆栽培が盛んに行われていたこともあり、魚を使用せずに豆腐を用いた「とうふちくわ」が誕生したのです。
庶民の間で日常的に食べられるだけでなく、結婚式やお祭りなどハレの日にも食卓に並べられる、鳥取の伝統食となりました。
とうふちくわのこだわり
現在作られているとうふちくわは、
- 木綿豆腐が7
- 白魚のすり身が3
の割合。そして、蒸し上げられたとうふちくわは、
- やわらかい食感
- 優しい味
- ほのかな豆腐の香り
が特徴です。
鳥取県内のいくつかのメーカーから販売されており、地元鳥取県産大豆と鳥取の名水が使用されるなど、自家製豆腐で作られています。郷土の伝統的な食べ物だからこそ、昔ながらの製法や味へのこだわりが見られます。
とうふちくわの里 ちむら とうふちくわ蒸し
鳥取県産の大豆を使った真っ白なとうふちくわです。その食べ方はさまざまで、そのまま食べてもおいしくいただけますが、わさび醤油を付けてもオリーブオイルをかけてもよく合います。
食事にもおやつにも酒のつまみにも、と活躍の場が多い商品です。
鳥取の珍味「するめ糀漬け」
するめ糀漬けとは
するめ糀漬けは鳥取県の郷土料理の一つです。一夜干ししたスルメイカと麹や調味料を合わせ、そこに野菜などさまざまな食材を漬け込みます。
漬け込むものは、ナスやキュウリなど地域や家庭によってもさまざま。古くから真冬でも食べられる保存食として用いられてきました。
山陰の伝統の味! 山米 ほたるいかのこうじ漬け
山米の「ほたるいかのこうじ漬け」は、朝獲りのホタルイカをこうじ漬けにした山陰浜坂の人気商品です。
- 質の良いホタルイカ
- 地元山陰の米から作られた麹
- 北海道産の糸昆布
- 国産の調味料
使って作られるこうじ漬けは全て無添加。また、ホタルイカのおいしさを引き出すため丁寧に手作りされており、自然のうま味がたっぷりです。
「鳥取でおすすめのグルメ4選」いかがでしたか。紹介したものは、鳥取の地や気候に合ったものばかり。鳥取に足を運んだ際には、ぜひ地元の味を堪能してみてください。