食品・食材ライフスタイルオリーブオイルにデメリットってあるの?飲んで大丈夫かも解説!

美容や健康にも良いオリーブオイルで効果的なダイエットを!

パスタやピザなどのイタリア料理をはじめ、さまざまな料理で使われるオリーブオイル。美容や健康に良いことで知られており、ダイエットに活用する人も多くいますが、果たしてデメリットはあるのでしょうか?飲んで大丈夫かも解説していきます。

オリーブオイルのデメリット

オリーブオイルのデメリット

基本的に、オリーブオイルにはコレステロールの値を低下させるといった効果が期待できるなど、健康に嬉しい点が多くあります。ただ、食べ方や保存方法、あるいはオリーブオイルの種類によってデメリットもあるため、それらをきちんと把握した上で楽しむ必要があります。

サンサオリーブオイルは栄養に乏しい

オリーブオイルには、エキストラバージンオリーブオイルやバージンオリーブオイルといった種類がありますが、エクストラバージンオリーブオイルを絞った後のかすにもオリーブオイルがまだ残っています。これをサンサ(イギリスではポマース)と呼ぶのですが、このサンサに対して溶剤を使うことで限界近くまでオリーブオイルが搾れるようになります。

こうして採れたオリーブオイルがサンサオリーブオイルですが、その精製のされ方ゆえに栄養は少なく、健康効果に優れているとは言えません。

なお、市販されている場合には「オリーブポマースオイル」の表記がありますので、よく確認しましょう。

ピュアオリーブオイルは生食に向かない

ピュアオリーブオイルは、上記のサンサオリーブオイルのように精製されて作られたオイルにバージンオリーブオイルがブレンドされたものです。そのため、エキストラバージンオリーブオイルやバージンオリーブオイルに比べて栄養価が低く、かつ、後述するように酸化が早いというデメリットを持っています。

加熱調理には適していますが、生のまま食べると健康にあまり良くないというデメリットがあるのがこのオリーブオイルの特徴です。市販されている商品で単に「オリーブオイル」の表記しかない場合はこのピュアオリーブオイルと考えてよいでしょう。

酸化すると逆効果に

上記の2種類のオリーブオイルは他の油に比べて酸化しやすいというデメリットがあります。酸化してしまうと健康に逆効果となってしまうため、以下の保管方法を守るとともに、購入後はできるだけ早くいただくようにしましょう。

紫外線でオリーブオイルが劣化しないよう、直射日光は避けてください。遮光性のある容器に入れていない場合は容器にアルミホイルを巻くと良いでしょう。ガスコンロやオーブン付近などの温度が高くなる場所は避け、なるべく温度変化の少ない冷暗所で保管します。

冷蔵庫での保管はオリーブオイルの成分が固まってしまうので不向きです。冬季に白濁して固まってしまう場合は、使用前に容器ごとぬるま湯で温めると元に戻ります。保存期間は開封前であれば約1年~2年、開封後は約2ヵ月~3ヵ月。ビンなどに記載されている賞味期限や保存方法も確認しましょう。

 

オリーブオイルは飲んでも大丈夫?

オリーブオイルは飲んでも大丈夫?

適量のオリーブオイルを毎日摂取することで自然と食事の量が減りお通じも良くなるため、次第に体重が減少すると言われています。

ハードな運動や食事制限は不要で気軽に始めることができるうえ、オリーブオイルはそれほど高価ではないため経済的に続けやすいのも嬉しいポイント。身体にもお財布にも優しいオリーブオイルは、デメリットも少なく、健康だけでなくダイエットにも向いていると言えるでしょう。

そのまま飲んでダイエットにも

基本的には昼食前・夕食前の一日に二度、食事の一時間前に大さじ1杯のオリーブオイルを飲むだけです。一度に飲めない場合は数回に分けても問題ありません。スプーンで喉の奥の方へ流すようにして飲めば、油をあまり感じずに不快感を減らして飲めるでしょう。

オリーブオイルの成分を腸にしっかりと吸収させるため、摂取後は一定時間ほかの食べ物を摂らないようにしましょう。体調や体質、ダイエットの目標に合わせて量や摂取のタイミングは調整が必要です。

オリーブオイルを飲むことに抵抗がある場合は、サラダのドレッシングに使用する、ヨーグルトや納豆に混ぜる、パンに塗って食べるという方法もあります。オリーブオイルに含まれる栄養素を十分に摂りたい場合は、あまり熱を加えないでそのまま摂取するのがオススメです。

気になるカロリー
ほかの油と同じく1グラムあたり約9キロカロリー、大さじ1杯あたり約111キロカロリーです。カロリーだけを見るとダイエットには不向きなように思えますが、主成分である不飽和脂肪酸のオレイン酸にはダイエットをサポートしてくれる性質があるので、カロリーよりも成分の働きが重要になります。

満腹中枢を刺激して食欲を抑える

オリーブオイルに含まれるオレイン酸は小腸で吸収され、オレオイルエタノールアミドになり、約一時間で脳の満腹中枢を刺激します。その結果、食欲が抑制されて体重の減少につながります。また、胃腸の働きを促進するため便秘が解消されるという効果も期待できます。

摂り過ぎると体重増加や肌トラブルの原因に

オリーブオイルを摂取することで悪玉コレステロールが減り、善玉コレステロールが増えることも確認されています。体内の血液をサラサラにしてくれるリノール酸やαリノレン酸も含まれているので、動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞を予防する効果も期待できます。

そのほかにもビタミンやミネラルが含まれているため、単品ダイエットにありがちな栄養不足になりにくい点もメリットです。肌のハリ・ツヤが良くなるなどアンチエイジングの効果も。

注意
オリーブオイルも油であることに変わりはないため、飲み過ぎると体重が増えたりニキビなどの肌トラブルを引き起こしたりする可能性があります。適量を守ればほとんどデメリットはないため、無理なく時間をかけながら痩せやすい体質に変えていきましょう。

 

オリーブオイルは揚げ物に使えるの?

オリーブオイルは揚げ物に使えるの?
オリーブオイルはドレッシングや炒め物で使うことが多く、先ほど説明したようにそのまま飲むこともできますが、揚げ物にも最適です。そこで、揚げ物に使う際の注意点や使用方法を見ていきましょう。

揚げる際に気を付けること

油には発煙温度という煙が出る危険のある温度があり、ピュアオリーブオイルは新しいもので210度、再利用の2回目以降は170度になります。エキストラバージンオイルは新しいものでも170度ですので、温度が上がり過ぎないよう注意する必要があり、揚げ物よりも生で使用するのに適しています。

オリーブオイルで上手に揚げるコツは、ピュアオリーブオイルを使用してじっくり低温で揚げることです。

オリーブオイルを使用するメリット

特に発煙点が高いピュアオリーブオイルであれば、サラダ油などを使用した場合よりカラッと揚がり、さっぱりとした後味に仕上がります。オリーブオイルには素材の匂いを消す作用があるので、海老やイカのフリットにもピッタリ。オレイン酸は熱に強いため、揚げ物で使用しても効能は維持されます。

使い回しはできる?

数回であれば揚げ油としても使い回しをすることができますが、衣の状態が変わったり焦げやすくなったりするため、再利用の油は炒め物で使うのがオススメです。

再利用する場合は油が冷えてから濾し、ビンなどに移して密封後、冷暗所で保管します。再利用のオリーブオイルは酸化が早いのでなるべく早めに使い切りましょう。劣化すると色が茶色になったり匂いが変化したりするので、その場合は廃棄します。

 

オリーブオイルといえばやはり小豆島!

オリーブオイルといえば小豆島が有名ですよね。最後に、小豆島産のオリーブを使ったオリーブオイルやオリーブオイル系の調味料をご紹介したいと思います。

東洋オリーブ 小豆島産100% エキストラバージンオリーブオイル

オリーブの果実を絞ってろ過し、化学的処理や精製を行わないものをバージンオリーブオイルと呼びます。そのうち遊離脂肪酸の割合である酸度が0.8%以下で、テイスターによって風味・香りが完璧であると認められた高品質のものが「エキストラバージンオリーブオイル」です。

東洋オリーブが販売している「小豆島産100% エキストラバージンオリーブオイル」は、一粒ずつ手摘みした小豆島の完熟オリーブで作られた一番搾りのオイル。爽やかで甘い香りと果実感あふれる味わいが特徴です。

フレッシュで贅沢な国産エキストラバージンオリーブオイルは、サラダのドレッシングやマリネなどに使用すると極上の風味を味わえます。グルメな方へのギフトにしても喜ばれそうですね。

小豆島 庄八 食べるオリーブオイル

小豆島 庄八が販売している「食べるオリーブオイル」は、焙煎した瀬戸内産ちりめんじゃこ・刻んだ玉ねぎ・にんにく・生姜・唐辛子・バジルなど11種類の素材をオリーブオイルに漬け込んだ一品です。

さまざまな素材とその旨味が溶け込んだ風味豊かでまろやかなオイルは、ご飯との相性はもちろんのこと、トーストに乗せたり麺類にトッピングしたりしてもおいしくいただけます。食べるオリーブオイルのシリーズには、食べる生姜・食べる旨辛ガーリック・食べる玉ねぎもあります。

 

手に入れやすく日々の料理でも活躍するオリーブオイル。条件によってはデメリットもありますが、うまく生活に組み入れて、美容や健康でのメリットを享受してはいかがでしょうか。