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香川県でおすすめのお土産
熊岡菓子店 石パン
日本一硬いパンと言われる「石パン」は、うっかり噛むと歯が欠けるほど。昭和の香り漂う店舗「熊岡菓子店」に並ぶ数種類の「カタパン」の中でも最も硬く、見た目も石のようです。
ほのかな生姜風味のさっぱりとした甘さが地元善通寺で長く愛されているお菓子です。創業100年を超える店舗に並ぶ歴史を感じさせるガラスケースは、一見の価値ありです。商品を入れるレトロな雰囲気の紙袋も、逆に新しさを感じさせると評判です。
めりけんや 揚げぴっぴ
うどんを愛する香川県民は、おやつに食べるものもやはりうどんです。もともと家庭で残ったうどんを子どものおやつとして揚げて食べられていましたが、それを商品化したものがこの「揚げぴっぴ」。香川県民にとっては懐かしいおやつ、ほかの県民には新しい食べ方として楽しめます。
めりけんやの揚げぴっぴには、「塩味」「甘味」「生姜味」の3種類があります。サクサクと軽い食感で、子どもにはおやつ、大人にはおつまみとして人気があります。
ばいこう堂 和三宝(わさんぼう)めぐり
竹蔗(ちくしゃ)というサトウキビから作られる希少な和三盆を使用した「和三宝」。原材料となるサトウキビの栽培に始まり、手間を惜しまぬ伝統的な製法で作られる和三宝は、溶けるような口どけとやわらかい甘さ、独特の旨みが特徴です。
ばいこう堂では、和三盆が明治のころに地元で「さんぼう」と呼ばれていたことから、盆を宝と置き替えて和三宝とし、「わさんぼう」と呼んでいます。
和三宝めぐりには「動物」「花」「音楽」「香川」の4種類があり、それぞれのテーマをモチーフとしたカラフルで可愛い干菓子は贈答用にも喜ばれます。
こんぴら堂 灸まん
「こんぴらさん」の呼び方で親しまれている金刀比羅宮の参道に店を構える「こんぴら堂」。金刀比羅宮は1368段の石段があることで知られており、長い石段に疲れきって動くのも辛い参拝客にとって、甘いお菓子とお茶でホッとできる場所として愛されています。
「灸まん」は、お灸を据える時のもぐさを積んだ形をイメージしています。江戸時代にサービスとしてお客にお灸をしていたところ、「甘い(やわらかい)お灸だ」と喜ばれたことが商品の由来となりました。疲れた体と心を癒してくれる幸せな甘さが魅力です。
白栄堂 銘菓観音寺
「かんまん」の愛称で親しまれ、地元観音寺での人気も高い「銘菓観音寺」は、バター風味のやわらかな生地でしっとりまろやかな黄身餡を包んだ和洋折衷のお菓子です。3代目店主が、子どもが生まれたことをきっかけに、「観音寺にしかないお菓子を」との思いを込めて創作しました。
手作りを守り、日持ちがしないため量産は行いません。通販で買うこともできないために観音寺でしか手に入りませんが、地元には熱烈なファンの多い商品です。
名物かまど
「海辺の村で苦労して塩を採っているのを見かねた旅の僧によって製塩の方法が伝えられた」という故事に由来し、竃(かまど)をモチーフとしているお菓子です。素材にこだわって作ったコクのある黄身餡を、味わい深い皮で包んでいます。
こだわりの餡には、白いんげん豆の一種である大手亡豆(おおてぼうまめ)と香川県産の卵の黄身がたっぷりと使われ、上品な風味に仕上げられています。
季節ごとに味わえる限定販売のかまど「桜かまど」「新茶かまど」「栗かまど」「チョコかまど」も人気です。
小豆島名物をお土産に
創麺屋 小豆島手延べ 半生そうめん
小豆島の手延べそうめんは、変わらぬ製法で400年の伝統を引き継いでいます。小豆島に伝わる「巻き込み引き延ばし法」と呼ばれる製法で、職人が一本ずつ丁寧にそうめんを延ばして作られています。
全国的にも珍しい半生そうめんは、延ばされて乾燥をしたそうめんに再び湿度を加えることによって半生の状態にされます。この工程が、手延べそうめん本来の持ち味であるコシの強さにツルッとした食感とまろやかさを加えるのです。
創麺屋の半生そうめんは、もっちりとした弾力のある食感が特徴です。夏は冷やして、冬はにゅうめんで、と年間を通しておいしくいただけます。
庄八 オリーブドレッシング
日本で初めてオリーブの栽培・収穫に成功したのが小豆島です。一つずつ手摘みされるオリーブは品質に優れ、加工しても風味の良さが感じられます。その小豆島産オリーブから抽出した黄金色のオリーブオイルをベースに、素材と味にとことんこだわってドレッシングを作りました。
基本のオリーブドレッシングのほかに、和風・希少糖入り・辛みの効いたドレッシングなどがあり、サラダはもちろんパスタや小豆島名物そうめんにかけてもおいしいと評判です。
京宝亭 小豆島生のり
小豆島には400年にわたる醤油作りの歴史があります。その伝統ある醤油を使った佃煮が作られるようになりました。京宝亭は、「醤(ひしお)の郷」と呼ばれる地域で佃煮の専門店を営んでいます。ここには、かつて400軒もの醤油醸造所が立ち並んでいました。
店舗の数は減ったものの、当時の街並みと伝統産業を守って、醤油作り・佃煮作りが丁寧に続けられています。
小豆島で採れた生のりを100%使用して小豆島産の醤油でじっくりと炊いたのりの佃煮は、温かいご飯にぴったり。磯の香りと生のりの風味が口いっぱいに広がります。
香川県の昔ながらの味をお土産に
大西食品 しょうゆ豆
よく煎ったそら豆を、醤油や砂糖などから作ったタレに漬け込みます。無農薬で栽培されたそら豆は、職人が気候に合わせて煎り具合や漬け込み時間を見計らい、手間をかけておいしい状態になるよう調整しています。
低脂肪のそら豆は、皮ごと食べることで皮に多く含まれる食物繊維も摂れるヘルシーな食品です。ご飯やお酒のつまみにも合う甘辛い味付けが特徴で、昔から香川県の郷土料理として食卓に欠かせない一品となっています。
石丸製麺 半生讃岐うどん
切った状態の讃岐うどんを少し乾燥させたものが半生讃岐うどんです。小麦本来の深い味と香り、つやのあるもちっとした弾力の麺が特徴です。生タイプに比べて日持ちも良く、常温でも1ヵ月からものによっては3ヵ月と長いので、お土産にしても安心です。
石丸製麺では、香川県で独自に開発された讃岐うどん専用の小麦「さぬきの夢」などの国産小麦を使用してうどんを作り続けています。
豆芳 ひょうげ豆
ひょうげ豆は、そら豆を素揚げし、生姜や砂糖で味付けしたタレを絡めて作る豆菓子です。生姜のほかに青のりや味噌味があり、素朴で飽きのこない味わいが幅広い年齢に好まれています。よく噛むとそら豆の味が感じられる、豆好きにもおすすめのお菓子です。
今回ご紹介したお土産は讃岐うどん同様、シンプルで素材の味を生かしたものばかり。どれをお土産にしてもきっと満足してもらえるはずです。