ライフスタイルハトムギは美容に良い?美容液にも使われるその効果や副作用

ハトムギは美容に良い?美容液にも使われるその効果や副作用

ハトムギを食べたことはありますか?これだけを食べる機会は少ないかもしれませんが、近年は雑穀米のなかに入っていることもあり、いつの間にか食べているという方も多いでしょう。今回は、そんなハトムギにスポットを当ててみたいと思います。

ハトムギの効果

ハトムギの効果

ハトムギに含まれる成分

ハトムギ100gあたりの栄養価はおおよそ、

  • エネルギー:360kcal
  • 炭水化物:72.2g
  • 食物繊維:0.6g
  • 脂肪:1.3g
  • タンパク質:13.3g

となっており、ビタミンB1・B2・B3・B5・B6のほか、葉酸、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄分、亜鉛、銅、不溶性食物繊維などが多く含まれています。

ほかの雑穀に比べるとタンパク質やカルシウム、カリウム、鉄、ビタミンB1が豊富に含まれており、なかでも食物繊維は精白米の約2倍で「穀物の王様」と称されるほど栄養素の高い穀物です。

ハトムギに含まれる栄養成分と効能

タンパク質

ハトムギのタンパク質に含まれるグルタミン酸、ロイシン、チロシン、バリンなどは、肌の新陳代謝を高めて皮膚のターンオーバーを促進するため、肌荒れや乾燥肌の改善といった美肌効果が期待できます。

コイクセノリド

ハトムギに含まれる成分「コイクセノリド」には抗腫瘍作用があり、イボを取る効果や皮膚の角質層の新陳代謝を促進する作用もあります。ハトムギの実の殻を取り除いた種子から抽出する成分で作られる漢方薬「薏苡仁(よくいにん)」は、むくみや下痢、消炎、イボ取りなどに効果的です。

ハトムギを使ったアトピーに対する試験では、ヨクイニンエキスの投与で改善が見られたという報告もあります。

食物繊維

食物繊維には腸を綺麗にして便秘を解消する作用があります。便秘が解消されると体内に溜まっている毒素の約7割が排出されると言われ、体の内側から美しい肌に導きます。

カリウム

カリウムは余分な水分と老廃物を排出して血流を良くし、筋肉の活動のサポートや血圧を下げる働きをします。また、利尿作用によって体内の水分量が調節されるため、むくみ解消に効果的です。

ビタミンB群

ビタミンB群は老化を引き起こす活性酸素から体を守る効果があり、粘膜や皮膚も保護します。このなかでもハトムギには、血管の老化を防ぎ、血液を正常に保つ働きをする「ナイアシン」が多く含まれています。

ハトムギの副作用

ハトムギは安全性が高い食品だと考えられており、副作用は特になく、薬との相互作用もありません。

注意
利尿作用が高く体を冷やすため、冷え性や妊娠中の方は注意が必要。

 

健康飲料「ハトムギ茶」

健康飲料「ハトムギ茶」

ハトムギ茶とは

ハトムギ茶は香ばしい香りと少し甘味のある味で、クセがなく誰でも飲みやすいことが特徴です。また、ハトムギ茶と麦茶は名前が似ていますが全く別のお茶です。

麦茶

麦茶はその名前の通り麦を原料としたお茶で、一般的に「六条大麦」を原材料にしたものを指します。六条大麦の収穫時期は5月〜6月で、主な産地は富山県、福井県、茨城県、栃木県です。

ハトムギ茶

ハトムギ茶はハトムギを原料としたお茶です。麦茶の原料である「六条大麦」と同じくイネ科の植物ですが、麦というよりは「とうもろこし」に近いと言われています。収穫時期は9月〜10月で、主な産地は栃木県、富山県、岩手県、島根県などです。

ハトムギ茶の効能

ハトムギ茶を飲むことで、そのなかに含まれる栄養を手軽に摂ることができます。ハトムギを食べるのと同じように、美肌効果・利尿作用・体内の老廃物を排出する作用があるほか、むくみ解消やイボの解消、血行・代謝の促進効果もあると言われています。

通販でハトムギ茶を

「山本漢方製薬 大型はとむぎ」は、ハトムギをおいしく飲みやすく焙煎したもので、ハブ茶と烏龍茶がバランス良く配合された健康茶です。

ティーパックで包装されているので、いつでも手軽に香ばしいハトムギ茶を飲むことができます。夏はアイス、冬はホットで一年中楽しめます。

 

ハトムギ化粧水はにきびに効くのか?

ハトムギ化粧水の効能

ハトムギ化粧水は、どの肌タイプにも使用できる万能化粧水です。大容量でたっぷり使えるうえに、身近なドラッグストアにて低価格で販売されているのも魅力。特にニキビ肌の人には人気があります。

ハトムギがニキビに効果があると言われているのは、余分な水分や老廃物の排出作用が高まることで、排膿、解毒作用、皮膚の浄化につながり、症状が緩和されると考えられているからです。新陳代謝が良くなるので肌のターンオーバーが正常になり、厚くなった角質も新しい皮膚に生まれ変わります。

ニキビだけでなく、肌荒れを防ぐ、清浄効果がある、日焼けの火照りを防ぐ、肌を引き締めて化粧崩れを防止する、といった効能もあり、アトピー性皮膚炎やアレルギー、敏感肌、乾燥肌の人にも愛用されています。

 

今さら聞けない「ハトムギ」について

今さら聞けない「ハトムギ」について

ハトムギとは

ハトムギはイネ科のジュズダマ属の一年生作物で、原産地はインドからミャンマーにかけてです。茎は約1.5mまで成長し、やせた土地でもよく育つので、ヒエやアワなどと同じように救荒作物(きゅうこうさくもつ)として利用されてきました。

殻を除いたものは薬用に、茎や葉は飼料として活用されています。精白して炊いたりお粥にして食べられ、インドシナ半島・インドネシアなどでは常食とされている場所もあります。製粉されたものはビスケットやクラッカーとして食べられたり、小麦粉と混ぜてパンを焼く時にも用いられています。

ハトムギの名前の由来として有力な説は「ハトが好んで食べるから」というもの。もう一つは「1反あたり8斗も収穫できたことから八斗麦(ハトムギ)」という説です。少ない土地でも多く収穫できるハトムギは、日本でも年間約1,100トン生産されています。

品種には「はとむすめ」「はとじろう」「はとちから」「はとひかり」など「はと」の名が付いたものがあるほか、「あきしずく」「とりいずみ」などがあります。加えて、品質が良く収量の高い品種の開発も進められています。

ハトムギの歴史

ハトムギは古くから栽培されてきました。古代インドの聖典「リグ・ヴェーダ」にハトムギに関する記載があることから、紀元前1500年ごろには、すでにインドでハトムギが栽培されていたと考えられています。

その後ハトムギは中国に伝わり、米のように炊いたり粉にして団子を作って食べられていたことが、6世紀の書物に記されています。

司馬遷の『史記』のなかにもヨクイニンが滋養強壮食品として重宝されていたという記述があり、さらに、世界三大美女として有名な楊貴妃もハトムギを愛用していたと言われています。

中国から日本にハトムギが伝わったのは、亨保年間(1716年~1735年)。当時は「チョウセンムギ」、「シコクムギ」、「トウムギ」などと呼ばれており、食べ物というよりは漢方薬や滋養強壮の料理に使用されていました。

江戸時代の医師「貝原益軒」は、産後や大病を患った後の体力回復のためにハトムギを処方し、『大和本草』にも、ひどいニキビにはハトムギを煎じて飲むと効果があると書いています。

ハトムギは漢方の医師に用いられるほか、肌の改善やイボ取りの民間薬の一つとして多くの人に重宝されてきました。さらに、近年のマクロビオティックブームによって、ハトムギの栄養素や効果・効能が再び注目されています。

 

ハトムギの美容効果は、肌荒れに悩んでいる人や、いつまでも若々しい肌を保ちたい女性には気になるものでしょう。ハトムギを上手に日々の食事に加えることで、健康と美肌を手に入れましょう。