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長野のオリジナル品種「ナガノパープル」
ナガノパープルとは
ナガノパープルは、長野県須坂市にある長野県果樹試験場で誕生した大粒のブドウです。1990年に、
- 日本原産の大粒ブドウである巨峰
- 幻のブドウとも言われるリザマート
の二つを交配。2004年に品種登録されました。
ナガノパープルは、品種登録されてから間もないため、長野県内でしか栽培することのできない品種。須坂市をはじめ、上高井郡小布施町や高山村などで栽培されているものの、全体的な生産量は少なく、希少ブドウとなっています。
ナガノパープルの旬と特徴
ナガノパープルの旬は初秋。9月上旬から10月上旬に収穫が行われ、9月中旬ごろから市場に出回り始めます。
ナガノパープルの特徴は、なんと言っても糖度18度~20度という強い甘み。それでいてくどくなくさっぱりとした味わいは、気付かないうちに一房ペロッと食べてしまえるほどです。
濃い黒紫色をした粒は、小粒の巨峰くらいの大きさ。渋みもなく種もなく皮も薄いため、皮ごと食べられます。果汁たっぷりのさわやかな甘みと豊かな風味は、年配の人から子どもまで食べやすいブドウと言えるでしょう。
ナガノパープルの栄養成分と効能
黒ブドウの皮にはポリフェノールが含まれています。
大粒で薄い皮のナガノパープルは、一房あたりポリフェノールの一種であるレスベラトロールが赤ワイン一本分含まれているため、皮ごと食べればおいしく手軽にポリフェノールを摂取できます。
通販で食べるナガノパープル
Su-eat ナガノパープル
小布施の果物屋「Su-eat」のナガノパープルです。Su-eatは、小布施町で安心安全にこだわって作られた果物を販売しているお店。味も鮮度も抜群で低コストと、魅力満載の農家産直ショップです。
- 有機肥料
- 微生物農法の元気な土
- 減農薬
と独自の方法にこだわって果物が作られています。樹上でギリギリまで完熟させてから収穫されるので、お届け希望日に合わせて一番おいしく食べられるブドウを送ってくれます。
贈答用におすすめの「特撰」のほか、キズがあったりちょっと小さめといった「訳あり」のナガノパープルも販売されています。訳ありもジューシーでおいしさは変わりません。
Su-eat ナガノパープルジュース
ナガノパープルジュースも小布施の果物屋、Su-eatの商品です。酸味と渋みが少なく甘みが強いという特徴を持つナガノパープルは、ジュースにしてもおいしくいただけます。
Su-eat自社農園の減農薬を使用して「味極み農法」で育てられた、採りたてのブドウを使ったジュースは果汁100%。ナガノパープルのおいしさと栄養がギュッと詰まっています。子どもから年配の人まで味わえるジュースは、自宅で楽しむことはもちろん、贈り物にもおすすめです。
サンクゼール 赤ワインジュレ ナガノパープル
経営するペンションで出していた手作りジャムが好評を博し、ジャムの製造販売を行うようになったサンクゼール。1988年にはワイン試験製造免許も取得するなど、さまざまな事業を展開しています。
「赤ワインジュレ ナガノパープル」は、
- 地元長野のナガノパープル
- サンクゼールの赤ワイン・エナ
をコラボレーションした商品で、大きなナガノパープルの粒がトロトロのジュレに包まれています。
フルフルの食感ときれいな色合いを楽しめるジュレは、入っているビンもシンプルでオシャレ。お土産や贈り物にもおすすめです。
沢屋 ナガノパープルジャム
軽井沢のジャム屋さんとして知られる「北軽井沢・沢屋」の商品です。創業時は青果店だった沢屋は、ジャムの素材となる果物選びにも妥協は一切なし。国産で旬の素材を使い、一つひとつ丁寧に手作業でジャム作りが行われています。
旬の時期の果物しか使わないため、ナガノパープルのジャムも期間限定発売。大粒の実がゴロゴロ入っているジャムは、ナガノパープルが持つ本来の甘さとおいしさをたっぷり味わうことができます。
トーストやヨーグルト・パンケーキにもぴったりで、「長野の味」を楽しめるジャムです。
信州・川中島ファクトリー シャインマスカットとナガノパープルのジュレ
長野県産のおいしいブドウ二種がセットになった商品です。シャインマスカットとナガノパープルは、長野県の契約農家で育てられたものを使用。旬の時期、品質の良いブドウを収穫から加工まで全て手作業で丁寧に作られています。
甘さと酸味を味わえるシャインマスカット、甘みのあるナガノパープルがどちらも粒でゴロゴロ入っており、食べごたえあり。ジュレにもブドウの風味が移り、おいしさがさらにアップします。ブドウの味を堪能できるジュレは、突然の来客時にもおすすめです。
皮ごと食べられるもう一つの長野産ブドウ「シャインマスカット」
シャインマスカットとは
黄緑色をした大粒ブドウ「シャインマスカット」も、ナガノパープルと同じように皮ごと食べられるブドウです。品種登録されたのは2006年。
- 安芸津21号
- 白南
をかけあわせて誕生しました。
白南の親は、青系ブドウの最高品種とされるカッタ・クルガンと甲斐路。おいしいブドウの良いところが集められているブドウです。
ハウス栽培のものは6月中旬から7月に収穫が開始、路地ものは8月中旬から市場に登場し、10月初旬ごろまでおいしくいただけます。主に長野県と山梨県で栽培されているほか、岡山県・山形県でも作られています。
シャインマスカットの特徴
黄緑色の短楕円形をしており、一粒は10g~15g程度と巨峰くらいの大きさです。マスカットの香りが豊かで、糖度が18度~20度と高く酸味は控えめ。薄い皮の中にはたっぷり果汁が詰まっています。皮ごと食べられて種もないため、食べやすいブドウです。
シャインマスカットの食べ方
冷蔵庫で2時間~3時間冷やした後、房ごと水洗いして、いただきましょう。皮ごと食べられますが、どうしても気になるという場合は皮をむいてしまっても問題はないです。
一度に食べきれない場合は、ラップやポリ袋で包み冷暗所や冷蔵庫の野菜室へ。ただし、できるだけ早めに食べきるようにしましょう。
秀品 シャインマスカット
贈答用にもおすすめなのが「秀品」のシャインマスカット。大きな粒には甘い果汁がぎっしり。種がなくて皮ごと食べられるので、子どもも大人も食べやすく、お中元にもおすすめです。
ナガノパープル、いかがでしたか。甘みが強く、酸味や苦味が少ない大粒のナガノパープルは、長野県内のみでしか栽培が許されていない希少なブドウですので、ぜひ味わってみたい、という人は店頭で見かけたら迷わず購入を。
また、旬の時期をチェックして、インターネットで購入することできます。ナガノパープルを使った加工品は、贈答品としてもおすすめです。