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甘さが魅力の「淡路島たまねぎ」
淡路島たまねぎとは
淡路島たまねぎは、淡路島で生産されたたまねぎのブランドです。年間を通して日照時間が長く、瀬戸内の温暖な気候であること、排水が良い土壌条件であることなど、気候風土がたまねぎの栽培に適していることから淡路島が日本一の品質を誇っています。
淡路島たまねぎの特徴は、たまねぎ特有の辛味が少なく甘みが強いことに加え、みずみずしくて歯ごたえがやわらかい点にあります。淡路島たまねぎは秋に種をまいて苗を育て、11月~12月に田んぼに植え替えられます。その後、冬の厳しい寒さを耐えるなかで栄養が蓄えられるのです。
一般的なたまねぎはまっすぐ立っている葉が倒れるころが収穫時期ですが、淡路島たまねぎはさらに1週間ほど置くことでしっかりと完熟させてから収穫されます。また、収穫されたたまねぎは「たまねぎ小屋」と呼ばれる小屋で自然の風を受けてじっくり乾燥されることでショ糖の含有量が増加して、甘味が強くなります。
淡路島たまねぎの種類
淡路島たまねぎには大きく3つの種類があり、それぞれ収穫時期と特徴が異なります。
早生(出荷時期:3月下旬~5月初旬)
生で食べるのに最適な「新たまねぎ」と呼ばれる種類で、水分量が多く貯蔵しにくいため季節限定の品種です。甘味がとても強く、みずみずしくてやわらかいことが特徴。加熱するととろけるほどのやわらかさになります。冷蔵保存して早めに食べることが大切です。
中生(出荷時期:5月~7月)
早生よりも水分量は多くないものの、早生同様に新たまねぎと呼ばれ、甘くてみずみずしく、やわらかい品種です。
晩生(出荷時期:6月下旬~翌年3月)
たまねぎ小屋でゆっくり乾燥させたたまねぎで、淡路島のなかで最も多く出回っている品種がこの晩生種になります。風通しの良い場所であればネットに入れて長期保存が可能。生でもやわらかいですが、加熱すると甘味が増します。
お土産に最適な淡路島たまねぎ商品
淡路ハイウェイオアシス 淡路たまねぎスープ・淡路たまねぎスープポタージュ
兵庫県本州から明石海峡大橋を渡り、淡路島に入ったすぐ先にある島内の玄関口が「淡路島ハイウェイオアシス」です。兵庫県立淡路島公園内にあり、花と緑の絶景と旬の味覚を堪能できる施設として年間を通して多くの観光客が訪れています。
淡路島ハイウェイオアシスで人気ナンバー1のお土産品が「淡路たまねぎスープ」。淡路島産のたまねぎのエキスがたっぷり入ったスープの素は、コンソメのしっかりとした味わいがたまねぎの甘味とコクを引き出し、手軽ながらも深みが味わえる定番の人気商品です。
「淡路たまねぎスープポタージュ」は淡路たまねぎスープの新シリーズで、淡路島産たまねぎ100%使用の香り高いポタージュスープです。添付のクルトンも淡路島産たまねぎを100%使用しており、あめ色でまろやかなポタージュスープに浮かべると甘味が引き立ちます。
淡路ごちそう館 御食国 玉葱ドレッシング
淡路島は古代から平安時代にかけて「御食国(みけつくに)」と呼ばれ、皇室や朝廷に食べ物を献上していたと言われています。
淡路ごちそう館「御食国」は淡路島の海の幸・山の幸を味わえるレストランで、こちらのオリジナル商品が「玉葱ドレッシング」です。淡路島産たまねぎがたっぷりと使われており、凝縮されたコクと旨味が大人気です。
淡路島といえば「淡路ビーフ」
年間わずか200頭の淡路ビーフ
淡路ビーフは、淡路ビーフブランド化推進協議会が定めた品質評価基準をクリアした地域ブランド牛の商標です。
認定条件は
- 兵家県産黒毛和種 但馬牛であること
- 淡路島で産まれ、兵庫県内で育ったもの
- 歩留等級がA/Bランクであること
- 霜降り度(BMS)がNo.4以上
- 月齢25ヵ月以上
となっているほか、種類ごとの重量などさまざまな厳しい認定基準が設けられおり、淡路ビーフを名乗ることができるのは年間わずか200頭程度しかいないと言われています。淡路島は長い歴史をかけて育てられた但馬牛が生育される地であり、その品質は折り紙付き。国内外でも知名度の高い神戸ビーフや松阪牛、近江牛などの牛も淡路島の但馬牛が出荷されたものなのです。
脂は人肌で溶けると言われるほどで、口に含むととろけるような味わいが大きな特徴です。旨味成分のオレイン酸やイノシン酸の含有量も多く、健康・美容にも良いと注目されています。
淡路ビーフブランド化推進協議会
「淡路ビーフブランド化推進協議会」は、淡路島産但馬牛のなかでもブランド牛としての「淡路ビーフ」の知名度と血統を守る活動を行っています。
1988年に淡路島で最高級の黒毛和牛「淡路ビーフ」が誕生し、その血統を継続させるために優れた母牛のみを厳選し、血統を保存伝承することで但馬牛の優秀な資質の維持と肉質向上に努めています。
淡路ビーフを通販で
セレクト淡路 淡路ビーフ サーロイン
「セレクト淡路」では、淡路島で採れた野菜や淡路ビーフなどが販売されています。淡路ビーフブランド化推進協議会が定める品質評価基準に適合した淡路ビーフのサーロインは、注文が入ってから切り出されることで旨味が限界まで閉じ込められます。
サーロインは「最高級の霜降り肉」と呼ばれるほど赤身と脂身のバランスが絶妙で、大変やわらかく舌触りの良い上品な甘味と旨味を感じることができます。
淡路島でひそかに人気の「いかなご」
いかなごとは
「いかなご」は日本国内の沿岸各地の砂底に生育する魚で、主に釜揚げなど加工品として出回ります。地域によってはコウナゴやメロードなどと呼ばれるほか、生育時期によってカマスゴやシンコなどさまざまな呼び名が存在します。
兵庫県瀬戸内周辺では毎年春になると良質ないかなごの群れができますが、2月後半から3月下旬に稚魚である新子(しんこ)のいかなご漁が解禁されて水揚げされます。
獲れたての鮮度が良いいかなごは、醤油、砂糖、みりん、生姜などで甘辛く煮込んで佃煮にされ、この佃煮は「いかなごのくぎ煮」と呼ばれます。地元では春になるといかなごを煮る甘辛い香りがただよい、兵庫県の郷土料理として親しまれています。
いかなごを味わう!「アワノミチフーズ 淡路産いかなごのくぎ煮」
「いかなごのくぎ煮」の名称は、甘辛く煮詰めた褐色の見た目が古い釘に似ていることから名付けられたと言われています。全国1位の水揚げ量を誇る淡路島で獲れたいかなごを使って手作りでやわらかく仕上げたアワノミチフーズの淡路島産いかなごのくぎ煮は、贈答品としても人気。白米に乗せるだけでなく、おかゆやおにぎりの具としてもグッドです。
淡路島に行ったら一度は食べておきたい「炭焼きあなご」
兵庫の自慢のアナゴ「伝助穴子」
淡路島では穴子のなかでも特に大きなものが「伝助穴子」と呼ばれています。淡路島で獲れる穴子で一般的なマアナゴの旬は夏ですが、大きな伝助穴子は10月~11月に旬を迎えます。
見た目はハモに似ていますが、弾力のある食感と独特の甘みが特徴的です。脂が乗っており、太くて食べ応えがあることも人気の一つ。良質な砂地で育っているため、臭みが少なく身が引き締まっています。
淡路島のあなごといえばここ!「炭焼きあなご あさじ あなご」
明治初期にあなごの網元からスタートしたあさじは、厳選した活き穴子だけを使用し、昔ながらの製法と炭火でふっくらと焼き上げています。当日分のあなごがなくなり次第販売終了のため、事前予約での取り置きがおすすめです。
海に囲まれて温暖な気候風土に恵まれた淡路島には、新鮮なたまねぎなどの農産物や海の幸、日本最高峰のブランド牛など、まさに「食材の宝庫」と呼べるほどの多くの優れた食品が存在します。「御食国」のおいしいグルメをご自宅で堪能してみましょう。