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おすすめの生菓子
御菓子司 胡蝶庵「大垣一番!いちごどら」(10個入り 2,000円)
岐阜県大垣市にある老舗和菓子店「御菓子司 胡蝶庵」は、豊かな自然が季節の移ろいと共にその姿かたちをゆっくりと変化させてゆく様を表現した美しい和菓子を創業当時から創り続けています。
胡蝶庵が創り出す和菓子は、季節感だけではなく口当たりや舌触り、味わい、喉越しなど五感すべてで楽しむことができます。
そのなかでも特に“お取り寄せしてでも食べたい”と言われている大人気の和菓子が「大垣一番!いちごどら」です。
ほんのりイチゴ味の特製あんこ、岐阜県生まれの「濃姫」「美濃娘」を乾燥させたドライイチゴ、これらをしっとりとした純白無垢な蒸し生地に挟んだ「大垣一番!いちごどら」は、あんことドライイチゴの甘味と酸味が織り成す絶妙なハーモニーに加え、生地のフワフワとした心地良い食感がクセになる和菓子となっています。
日本茶だけではなく紅茶やハーブティーとも相性抜群なので、まったりとした休日のティータイムやティーパーティを楽しむ際におすすめです。
菓秀苑森長「半熟生カステラ プレーン味」 (税込:1,296円)
スイーツ男子や女子の間で “長崎カステラの進化系”と話題となっている菓秀苑森長の半熟生カステラをご存知ですか?
1793年創業の老舗和洋菓子店「菓秀苑森長」では、創業以来から変わらぬ食感や味わいが魅力の「森長おこし」やサクサクッとしたお米の食感がクセになる新食感スイーツ「puchi OKOC」、長崎土産の定番和スイーツ「長崎カステラ和洋菓子」などが人気を集めていました。
そして、2009年に濃厚な卵の味わいと“とろふわ”な食感が楽しめる半生カステラ「半熟生カステラ」を発売したところ、『このフワフワ食感がたまらない!』『カステラの半熟ってこんなにおいしいの!?』と瞬く間にSNSで話題となり、今では菓秀苑森長の定番和菓子となっています。
半熟生カステラは、まるでホールケーキのような形をしており、ナイフを入れると中からトロトロッと半熟部分がとろけてきます。
実は、菓秀苑森長の半熟生カステラには通常のカステラの倍以上もの卵黄が使用されており、ほぼ卵で作られた生地を熟練の職人がこれまでの経験や知識を頼りに、絶妙な半熟加減になるよう1つ1つ手作業で丁寧に焼き上げているのです。
もし、焼き時間が10秒でもずれてしまうとカステラの内部にまでしっかりと火が通ってしまい、ナイフを入れたときに中からとろけ出てくるトロトロ感や濃厚な卵の味わいが消えてしまうのだそうです。
菓秀苑森長の半熟生カステラはプレーン味の他に、ごま・チーズ・エダムチーズとレアチーズのWチーズ・ショコラ・メープルなど様々なフレーバーがラインナップされていますので、気になるフレーバーをお取り寄せしてみてはいかがでしょうか。
生菓子ワンポイント
お菓子に含まれる水分が30%以上のものを「生菓子」と呼ぶのですが、水分を多く含んでいるせいか他のお菓子と比べると傷みやすく、長期間日持ちさせることができません。
また、1947年に制定された食品衛生上では、
- 出来上がり直後の水分含有量が40%以上の菓子類/li>
- あんこ、クリーム、寒天などを使用しており、なおかつ出来上がり直後の水分含有量が30%以上の菓子類
と、生菓子の定義についてより具体的に記されており、最中やあんこの入った生八ッ橋といった水分含有量が30%前後の和菓子も「生菓子」となります。水分含有量の多い生菓子をお取り寄せする際は、賞味期限や消費期限をしっかりと守り、できるだけ早めに食べ切るようにしましょう。
おすすめの半生菓子
手づくり和菓子 翁屋「きぬの夕月」(15個入り 2,983円(税込))
茨城県下妻市にある1771年創業の老舗和菓子店「手づくり和菓子 翁屋」といえば、初代・翁屋政平が、浄土真宗の開祖である親鸞上人が住んでいたとされる小島草庵(現・茨城県下妻)の故事にちなんで創作した、と伝えられている「松皮煎餅」で有名ですが、『おとりよせネット 口コミランキング和菓子部門第1位』、『めざましマガジン おとりよせランキング 和菓子部門 第2位』など数々のお取り寄せランキングで好成績をおさめている「きぬの夕月」も忘れてはいけません。
厳選された兵庫県丹波産の最高級丹波大納言をじっくりと炊き上げた翁屋自慢の手煉りあんこを、香ばしく焼き上がった最中皮に丁寧に挟んだきぬの夕月は、“一度食べたら忘れられなくなる味”と言われており、リピーターの多い翁屋人気No.1の半生菓子です。
パリッと焼き上がった香ばしい最中皮のなかに美しく炊き上がった瑞々しい大納言餡がたっぷりと詰められた翁屋最中「きぬの夕月」は、甘過ぎず上品な和菓子であり、お持たせやお祝い・内祝いの和菓子、法事・仏事の和菓子、ご自宅用など様々なシーンで利用することができます。
幅広い世代の男女から愛されている「きぬの夕月」を大切な方への贈り物にしてはいかがでしょうか。
新正堂「切腹最中」(10個入り 2,280円)
東京都港区新橋にある1912年創業の老舗和菓子店「新正堂」では、斬新でユニークな「切腹最中」が和菓子ファンの間で注目を集めています。
この切腹最中は、新正堂3代目店主・渡辺仁久さんが常連のお客さんたちからの「日持ちするお菓子を作ってほしい」という要望をきっかけに開発した半生菓子であり、始めは「義士最中」や「忠臣蔵最中」、「春の名残最中」など様々なネーミングを考えたそうですが、新正堂が建つこの場所で浅野内匠頭が切腹したことから「切腹最中」という名を付けました。
ところで、なぜ縁起の悪いネーミングを持つ「切腹最中」がお取り寄せしてでも食べたい人気の和菓子となったのでしょうか。
その理由は、「あんこ」と「最中皮」にあります。
あんこは、あえて小豆のアクを残した状態で作ることで、若干のクセは残るものの小豆の旨味や甘味が最大限活かされ、食べた後にふわりとした素朴で優しい香りが楽しめるようになりました。
そして、最中皮は上あごにピタッと張り付くようなモソモソとした食感が苦手な方でもおいしく食べられるよう、原材料に良質なお米を使用し、サクッとした軽やかな食感になるよう水分量を減らして焼き上げることで完成したのです。
3代目のこだわりがギュッと詰まった切腹最中は、サクサク食感の最中皮にあふれんばかりの特製あんこを詰めたボリューミーな半生菓子です。
あんこがたっぷりなので食べ飽きそうとお考えの方もいると思いますが、あんこには結晶の大きな純度の高い砂糖を使用しており、さらに最中皮にあんこを挟む前に求肥を含ませているため、甘過ぎずくどすぎない、あっさりとした味わいが楽しめるよう工夫されています。
実際に切腹最中をお詫びの品として買われるビジネスマンの方も多く、仕事やプライベートで何かしら失敗をしたときは、新正堂の切腹最中を持ってお詫びに向かわれてはいかがでしょうか。
半生菓子ワンポイント
半生菓子とは、生菓子と干菓子のちょうど中間にあたるお菓子のことです。
一般的にお菓子に含まれる水分含有量が10%以上30%以下のものを「半生菓子」と呼ぶため、生菓子に属している羊かんや求肥、桃山なども半生菓子に含まれることがあります。
生菓子よりも水分含有量が低いために若干日持ちさせることができるのですが、できることならばお取り寄せしたお菓子が到着した当日または翌日までに食べ切ってしまうのが良いでしょう。
おすすめの干菓子
小倉山荘「カルタ百人一首おかき」(化粧箱(大)約205袋入り 3,240円)
鎌倉時代前期の歌人・藤原定家による、天智天皇から順徳天皇の時代に活躍した100人の歌人たちが詠んだ歌を1首ずつ撰してまとめた小倉百人一首には、現代日本人の心にも響く「感謝」と「愛情」が色濃く表現されています。
いにしえの都・京都長岡京の地で古き良き時代の素晴らしさを後世へと伝え続けている1989年創業の和菓子店「小倉山荘」は、藤原定家撰の歌集・小倉百人一首をよりどころに、和歌のこころをおかきに寄せて“縁を繋ぐ”干菓子「カルタ百人一首おかき」を見事に作りあげたのです。
カルタ百人一首おかきは、“遊べて、学べて、食べながら楽しめる和菓子”がコンセプトとなっており、カレーやメープル、あおさのりに黒ごま、たがねなど全10種類のフレーバーを1枚1枚百人一首のカルタがデザインされた個装で包装されており、表面には歌人像と短歌の上の句(5・7・5)、裏面には下の句(7・7)と歌番号、歌人名が記載されています。
百人一首おかきですので個装のデザインも100種類用意されているのですが、おかきが100個以上入った大缶を購入しても100種類の個包装が必ず全て入っているわけではありません。小倉百人一首おかきをコンプリートするのは至難の業ですね。
小倉山荘の絶品おかきを食べながら、かつての日本人が自然に対して抱いていた愛おしさや感謝、過ぎゆく歳月を惜しむ寂しさや空しさなどが見事に表現された小倉百人一首に触れ、古き良き時代の日本を肌で感じてみてはいかがでしょうか。
む津美製菓「京都おみやげ 古都のいろどり」(15個入り 1,080円)
冬の底冷え、夏の蒸し暑さ、それに対照する物静かで落ち着いた春と秋という独特な風土を持つ京都では、春の桜、夏の油照り、秋の紅葉、冬の凛とした寒さによって生まれる風光明媚な景色が古来より多くの日本人の心を魅了し続けています。
そんな美しい京都の四季の移り変わりを京の職人が伝統的な製法を用いて忠実に再現したむ津美製菓自慢の干菓子「京都おみやげ 古都のいろどり」は、お取り寄せしてでも食べたい和菓子としてスイーツ男子や女子のあいだで注目を集めています。
古くから宮中にて催される宴や神仏への供物として京菓子文化が深く根付いた京都ですが、千利休によって確立された茶の湯文化がきっかけとなり、庶民たちの間でも京菓子が食べられるようになりました。
この伝統を守りつつも、京都の町では現代人に合わせた革新的な和菓子を創る京菓子職人たちが日々切磋琢磨しています。
もちろん、こうした伝統と革新が融合した京菓子も魅力的ですが、京菓子職人が伝統的な手法を用いて1つ1つ真心を込めて丁寧に手作りする和三盆を使った「京都おみやげ 古都のいろどり」は、日本の伝統文化や四季の姿をかたどった干菓子であり、口に入れた瞬間にスーッと溶けてなくなってしまうような食感と素朴で上品な甘味を同時に楽しむことができます。
1箱に古都・京都が見せる四季折々の風情を描いた15個の干菓子は、全てテーマが被ることなくキレイに箱の中に並べられており、風味も春夏秋冬それぞれの季節をイメージしたものとなっているため、最後まで食べ飽きることはありません。
「京都おみやげ 古都のいろどり」は、ラムネのような独特な食感とシンプルで優しい甘みが魅力的な後味の良い和三盆を使った日本特有のお菓子ですので、海外へのお土産に何を持って行けば良いのかお悩みの方やお茶請けに合うおいしい干菓子をお探しの方におすすめです。
干菓子ワンポイント
干菓子とは、お菓子に含まれる水分量が10%以下の乾燥した菓子類のことで、別名「乾菓子」とも呼ばれています。
生菓子とは対を成す存在となっており、落雁や雲平、煎餅、八ッ橋などの和菓子のことを指します。古くから宮中の宴や神仏への供物、茶の湯の茶請け、冠婚葬祭用として発達した和菓子であり、伝統的な雲平細工や有平細工などの技巧を駆使して職人が1つ1つ丁寧に作っています。
水分含有量が最も少ない干菓子は生菓子や半生菓子と比べて保存性に優れ、贈答用として重宝されます。
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介させていただいた生菓子や半生菓子、干菓子はほんの一部に過ぎず、日本各地にはそれぞれの地域や特産品を活かした絶品和菓子がたくさん製造・販売されています。
ぜひこの機会に全国各地のおいしいものをお取り寄せし、家族やお友だちと楽しい時間を過ごされてはいかがでしょうか。