お土産滋賀で人気のお土産セレクト!お手軽お菓子から近江牛まで

滋賀で人気のお土産セレクト!お手軽お菓子から近江牛まで

滋賀県と言えばすぐに思いつくのは琵琶湖ですが、おいしくて魅力たっぷりのお土産もそろっています。まずは三大和牛として有名な近江牛から見ていきましょう。

日本三大和牛「近江牛」をお土産に

最高級黒毛和牛 近江牛

近江牛は日本での肉用牛として史実が残っている期間が最も長く、「神戸牛」「松阪牛」と並ぶ日本三大和牛の一つです。

「豊かな自然環境と水に恵まれた滋賀県内で、最も長く飼育された黒毛和種」という定義の元、牛肉の地域ブランドとして認められ、地域団体商標として登録されました。近江牛の定義が正式にルール化されたのは2005年、商標に登記されたのは2007年のことです。

近江牛の歴史

神戸牛の歴史が約130年、松阪牛が約100年と言われるなか、近江牛は400年以上の歴史を持つとされています。

1590年に蒲生氏郷が領地である近江蒲生日野で食肉牛を飼育し、食用としての近江牛の普及に貢献した、と言われています。

1687年には、滋賀県を産地とする牛肉が彦根藩で味噌漬けにされ、養生薬「反本丸(へんぽんがん)」として商品化されました。江戸時代は肉禁食でしたが、反本丸は彦根藩主であった井伊家から江戸の将軍家や諸侯に献上され、養生薬として特権階級に食べられていました。

また、松平定信・徳川斉昭などの大名に味噌漬や粕漬などの加工品が贈られたという記録も残っています。

明治時代には人々の間に西洋文化が広まり、牛肉を食べる機会が増えていくことで近江牛の消費も拡大していきました。

近江牛の魅力

テレビのグルメ番組などで、和牛のランク「A5」というものを聞いたことがある人も多いでしょう。この「A5」や「B4」というのは、日本食肉格付協会による牛肉の格付けのこと。

A・B・Cは「歩留まり等級」とされるもので、一頭の牛から取れる肉の量を表しています。一方の1から5までは「肉質等級」。こちらは「サシ」の入り方を示しています。

歩留まり等級

生体から皮・骨・内蔵などを取った肉を枝肉(えだにく)と呼びます。生体から取れる枝肉の割合が大きいほど等級が高くなります。

肉質等級

  • 脂肪交雑(しぼうこうざつ)
  • 肉の光沢
  • 肉の締まり・キメ
  • 脂肪の色沢と質

の4項目が5段階で評価され、総合的な判定から肉質の等級が決まります。

この格付方法ではA5が一番上級の格付けとなりますが、これは肉の光沢やキメといった見た目で評価されているので、実際の「おいしさ」が考慮されているわけではありません。上級の格付けはおいしさの格付けではなく、あくまで取引を行ううえでの目安ということになります。

近江牛は「肉質がきめ細かく、脂は甘くて口の中でとろける」というのが特徴です。霜降りの度合いが高く、脂が溶け出す温度が低いので、あまり胃もたれすることもありません。「味の芸術品」とも言われており、名店のレストランや有名シェフにも高い評価を受けています。

脂肪交雑
いわゆる「霜降り」「サシ」のこと

近江牛でおすすめのお土産

まるたけ近江牛 近江西川 近江牛すきやき・しゃぶしゃぶ用 500g入(3~4人前)

ほどよい霜降りがあり、すきやきでもしゃぶしゃぶでもおいしく食べられるようにスライスされています。

カネ吉山本 特選牛 近江牛ステーキ ヒレ シャトーブリアン

厳選された近江牛がステーキ用にカットされています。ヒレは希少部位で、箸で切れるほどのやわらかさが特徴です。

 

滋賀でおすすめのお土産

滋賀でおすすめのお土産

鮎家 でっち羊羹

滋賀近江の竹皮の香りと割れ栗がたっぷり練り込まれた蒸し羊羹(ようかん)です。

でっち羊羹の発祥は、

  • 「薮入り」と言って、かつて商家などに住み込みで奉公をしていた丁稚や女中などの奉公人が、実家へと帰ることのできた休日に故郷へのお土産とした
  • 本製法で作られた羊羹が高級で高価なお菓子であったため、手軽に作れる安価な蒸し羊羹が当時の丁稚たちの唯一の甘味の楽しみだった

という説などがあります。

多賀や 糸切餅

「糸切餅」は、長寿を願って刃物を使わずに三味線の糸を使って切ることからこの名が付いたと言われています。米粉100%で作られ、一般的なお餅よりもやわらかく、優しい食感です。

クラブハリエ バームクーヘン

一層一層、職人の手で丁寧に焼き上げられたこだわりのバームクーヘンです。新鮮な卵など素材への徹底したこだわりと、昔ながらの製法を守りながら作られています。水分と空気をたっぷり含んだ、ふわふわ&しっとりとした味わいが特徴です。

つるやパン サラダパン

つるやパンの創業以来、毎日作り続けられている自慢のふっくらコッペパン。その中身には、なんとマヨネーズで和えたたくあん漬けが入っています。地元で絶大な人気とロングセラーを誇るサラダパンは、意外な組み合わせが魅力です。

いと重菓舗  埋れ木

彦根藩第13代藩主・井伊直弼が青年時代を過ごした「埋れ木舎(うもれぎのや)」にちなんで名付けられた銘菓。白あんを求肥で包み、最高級品の砂糖「和三盆糖」と抹茶を合わせてまぶしています。口に入れた際にほろりと広がるコクのある甘みと、ほのかに香る抹茶が人気の味わいです。

 

滋賀でおすすめの名産品

滋賀でおすすめの名産品

近江牛さかえや 丁字麩

近江八幡の「丁字麩」は、全国でも珍しい四角形をしています。この変わった形は、全国を行商して回っていた近江商人の知恵から生まれたものです。一般的な麸は丸い棒のような形でしたが、行商で持ち歩くには不便なことから、束ねやすく運びやすい角型の麸が考えられました。

丁字麸の表面にある模様は、家を支える梁のように補強を行う役目があります。名前の由来は、近江八幡の碁盤の目のように区画された城下町や、健康に良い漢方の丁子、また、当時一般的だった襖の丁子模様を連想させることなどから定着していきました。

三琶堂 ホンモロコの佃煮(琵琶のほんもろこ)

「ホンモロコ(本諸子)」はコイ科タモロコ属に属する淡水魚で、「幻の高級魚」とも言われています。三琶堂のホンモロコの佃煮は、琵琶湖で生まれ、三河の美しい水で育てられました。独自の養殖技術により常に綺麗な水の中で育てられ、臭みがなく上品な甘みと苦みがあり、酒の肴としておすすめの一品です。

比叡ゆば おさしみゆば

大豆の甘みとコク、絶妙な歯ごたえが特徴の生ゆばで、そのまま刺身のように食べられます。わさび醤油やしょうが醤油で食べたり、ポン酢やゆず胡椒、イクラを乗せて食べたりするのもおすすめです。一度食べたらクセになると評判の湯葉です。

 

滋賀に行ったら食べてみたいものは見つかりましたか。なかなか足を運ぶのは難しいという人も、気に入ったものをお取り寄せして滋賀県に思いを馳せてみてはいかかでしょうか。