お土産魅力がいっぱい!京都で愛される人気のお土産

魅力がいっぱい!京都で愛される人気のお土産

年間を通して国内外から観光客でにぎわう京都には、古都の魅力と独特の風情が漂っています。今回は、創業100年をこえる老舗が作り続ける銘菓から伝統の製法を守りつつ新たな商品展開で人気を博した商品まで、京都を訪れたらぜひ買って帰りたい、人気のお土産をピックアップして紹介します。

京都といえば!の超定番土産

京都といえば!の超定番土産

伊藤久右衛門 宇治抹茶生チョコレート

江戸時代後期より茶作りを始め、銘茶の産地京都府宇治市に本店を構える老舗茶屋「伊藤久右衛門」が販売する「宇治抹茶生チョコレート」は、伊藤久右衛門初めてのオリジナルスイーツです。

そのため、素材へのこだわりも強く、日本緑茶発祥の地である宇治田原町の抹茶を使用するなど、お茶の魅力発信にも力を入れています。

抹茶のたて方には

  • 濃茶
  • 薄茶

の二通りありますが、こちらの商品に使用する抹茶はふんわりと泡立てる薄茶を使用し、爽やかな渋みになっています。中のホワイトチョコレートは、存在を主張しない控えめでとろける甘味が絶妙な仕上がり。

挽きたての抹茶のようなひときわ鮮やかな緑と、口の中に広がるほろ苦さと濃厚な香りを持つ宇治抹茶生チョコレートは、一粒で抹茶の風味と味を堪能できる逸品です。

また、緑色に金が施された手触りの良い和紙のパッケージに丁寧に手包みしてあるため、お土産のほかちょっとしたプレゼントやバレンタインにもおすすめです。

京都銘菓おたべ つぶあん入り生八つ橋

京都銘菓おたべの生八つ橋は、京都を代表する銘菓として長く親しまれています。

生八つ橋のもっちりとした皮は、コシヒカリを石臼でひいて製粉した米粉を使用しており、中には北海道十勝産小豆のつぶあんが優しく包み込まれています。

定番の味はにっきと抹茶の詰め合わせ。にっきは皮の部分に香辛料のシナモンが練り込まれ、抹茶は香り高い抹茶の粉末を練り込まれているため、それぞれに独特の香りと風味があり、どちらも甘いつぶあんとマッチします。

京都の風景を切り絵で表現したパッケージが、京都土産らしさを物語る銘品です。

本田味噌本店 一わんみそ汁

江戸・天保元年に創業した「本田味噌本店」は、初代・丹波屋茂助が御所に味噌を献上していた歴史を持つ200年以上続く老舗の味噌店です。そんな本田味噌本店の味を自宅で手軽に味わってもらいたいと開発されたのが「一わんみそ汁」。

フリーズドライされた味噌が焼き麩に包み込まれており、食べる際には焼き麩を手でつぶして熱湯を注ぐだけ。それだけで香り豊かな味噌汁を味わうことができます。

種類は、

  • 赤だし
  • 赤みそ
  • ふくさ
  • 紅こうじ

の4つで、それぞれに合う具材が詰め合わされています。保存がきくため常備しておけば、いつでも手軽に本格的な味噌汁を楽しむことができるとあって、贈答としても人気です。

笹屋昌園 本わらび餅「極み」

1918年創業の笹屋昌園は、京都禅苑の名刹で観光地としても人気の龍安寺近くに店を構える菓子屋です。

看板商品の一つである本わらび餅「極み」は、国産最高ランクの本蕨粉をふんだんに使用して作られているため、非常にやわらかく独特な滑らかい食感を楽しめます。

本蕨粉(ほんわらびこ)の割合が多くトロッとしていて切り分けることが難しいため、箱一面に流し込まれた状態の商品は、通常のわらび餅とは異なる見た目が印象的です。

食べる際には、添付の丹波黒豆から作られたきめ細やかなきな粉と抹茶きな粉を振りかけると、香ばしい香りと控えめで上品な甘さのわらび餅が口いっぱいに広がります。

熱伝導の良い特製の銅鍋を使用し、熟練の菓子職人によって丁寧に手作業で本練りして仕上げていることから、一日の販売数に限りがあるため、事前に電話予約をしておくと良いでしょう。

 

京都でおすすめの銘菓

京都でおすすめの銘菓

京都銘菓おたべ 京ばあむ

生八つ橋で知られる老舗銘菓おたべが開発した洋菓子「京ばあむ」は、京都の新たな土産として人気を呼んでいます。

宇治抹茶と京都産豆乳・国産小麦粉を混ぜ合わせ生地を、厚さ3.5cmまで幾重もの層を作りながら焼き上げた、しっとりとしつつも口どけの良いふんわり食感のバームクーヘンです。

抹茶部分の色鮮やかな濃い緑とクリーム色の二種類の層が美しいデザインで、バームクーヘンの外側には抹茶チョコがコーティングされているので、抹茶の味と風味を存分に堪能することができます。

祇園辻利 ぎおんの里

1860年に京都府宇治市にて宇治茶の製造と販売を開業した「祇園辻利」の人気商品が「ぎおんの里」です。

豊かな香りの抹茶ロールせんべいと甘いクリームを堪能できる人気の抹茶スイーツです。

宇治抹茶をたっぷりと練り込んであるため香り豊かなロールせんべいと、優しい甘さのホワイトクリームがよく合い、心地よい食感と味わいを楽しめます。

緑寿庵清水 金平糖

日本唯一の金平糖専門店である緑寿庵清水は、1847年に京都・百万編の地に店を構えた、創業170年をこえる老舗です。

初代より一子相伝の技で作られた金平糖は、独自の製法と伝統を守り続けられています。

約50種類もの風味と色あいは熟練の職人が心を込めた手作り。ガリガリと一粒ごとに噛んで味わうことで、素材の香りとみずみずしい味わいが口の中に優しく広がります。

阿闍梨餅本舗 満月 阿闍梨餅(あじゃりもち)

京都土産の定番として人気のあっさりした餡にもっちりした皮がおいしい「阿闍梨餅」は、創業1856年(江戸安政3年)の老舗和菓子屋「阿闍梨餅本舗満月」の商品です。

1922年に2代目当主が考案した阿闍梨餅は、さまざまな素材を練り合わせた秘伝の餅生地に、丹波産大納言小豆のつぶあんを包んで焼き上げられた半生菓子で、独特のしっとりもちもちした食感とあっさりとした甘さの餡との絶妙な調和が人気です。

阿闍梨とは
仏教発祥の地インドの梵語(サンスクリット語)で高僧を意味し、比叡山の修行でかぶる網代笠を模したユニークな形が特徴

鼓月 千寿せんべい

百貨店を中心に全国直営・販売店を合わせて69店舗を誇る人気京菓子店「鼓月」の代表銘菓が「千寿せんべい」です。

波間に飛鶴の影が映るおめでたい情景を表し、千代の寿ぎを願って名付けられた千寿せんべいは、洋菓子の味わいと和菓子の良さをあわせもつ味わいです。

波型模様に見立てたほんのり甘いクッキー生地に、あっさりとしたシュガークリームをはさんだ軽くて口どけの良いせんべいは、祝い事の手土産にもぴったりです。

今西製菓 京飴 手まり玉

京都市中心部下京区綾小路に面した地に店を構えること130年、京飴とドロップの製造販売を行っている老舗が今西製菓です。

経験豊かな職人の技と、宇治茶や沖縄産黒糖など産地にこだわった厳選原料を使用して手間をかけて丁寧に手作りされた飴は、懐かしい味わいで心が和みます。

手まり玉は、

  • レモン
  • みかん
  • りんご
  • いちご
  • メロン
  • グレープ

と6つの味の手まり飴がたっぷり詰まった商品で、瓶やプラケースに詰めた際の見た目にもこだわったカラフルでかわいく手土産にもおすすめの商品です。

 

京都で人気のお土産雑貨

京都で人気のお土産雑貨

カランコロン京都 ハンカチ

「古きよき日本の情緒ある音を次の世代に残したい」という想いを込めて立ちあげられたブランド「カランコロン京都」。

ショップには「はんなり」「かわいい」をキーワードにいつの時代も愛されてきた定番の雑貨と、伝統と新しい感性を取り入れた雑貨が数多くとりそろえてあり、京の和の空気をふんわりと感じられます。

ハンカチ「忍者」は、忍者が忍術を披露する姿をハンカチに刺繍した日本らしいデザインで、愛らしい忍者の姿は、海外土産としても自分のためのプレゼントとしても気分の上がる商品です。

さらりとした質感で手触りが良くダブルガーゼで乾きやすい生地は、男女問わず使いやすい仕様です。メイドインジャパンの質の良さを実感できるでしょう。

石黒香舗 にほひ袋

京都三条に店舗を構える1855年創業の石黒香舗は日本で唯一の「にほい袋」専門店です。

日本古来の匂袋を現代のライフスタイルに溶け込みやすいようにデザインしてあり、違和感なく暮らしに取り入れることができます。

香木十種を配合することにより醸しだされる独特の香りは、古都の風情ある上品な趣が詰まっており、はんなり京の和を感じられます。

 

世界中から観光客が押し寄せる古都・京都には、歴史の長い老舗店が数多く存在します。

時代の変化が進むなか、伝統の技法や秘伝の配合などを守り抜くことは大変ですが、連綿と受け継がれてきたその技は、次の世代へと引き継がれ、息の長い看板商品として今後も長い歴史を刻んでいくことでしょう。