地域おこし協力隊で発信力強化中!鹿児島県出水市の魅力は?

地域おこし協力隊で発信力強化中!鹿児島県出水市の魅力は?
もしあなたが「地方を元気にして欲しい」と言われたら、何をしますか?今回は、鹿児島県出水市の地域おこし協力隊の想いや活動を伺いました。地域おこし協力隊の導入からは一年あまりとまだ短いものの、活動による良い反響もすでに出ています。今後は、成功事例や奮闘中の事例を連載形式でお伝えします。まずは、出水市で活躍中の個性豊かな3名をご紹介します。

民間と市をつなげる出水市協力隊のパイオニア 小林 友和さん

ー 協力隊になる前は何をされていたのですか?

29歳の時に名古屋を出てニュージーランドに行ってから、中国→オーストラリア→中国→マレーシアと8年ほど海外にいました。デザイン、広報・PR、映画関係、テニススクールの会社経営などをやっていたため、これまでの経験を活かして地方で事業を興してみたいと思いました。

ー 現在の活動内容は?

出水市はWebが弱く情報を拾ってもらいにくいという点がありましたので、SNSを立ち上げて情報を発信しています。記事を発信すると、多い時では7000〜8000人ほどの方に見ていただけています。内容は観光客向けのこともあれば、自分自身が休日に行った場所を紹介したりもしています。

イベントなどをメディアに取り上げてもらえるよう動いたり、自分自身がラジオやテレビ番組でお話ししたりすることもあります。都市圏よりもローカルの方が情報を取り上げてもらいやすいという側面はありますね。

ほかには、「サイクルツーリング協議会」を立ち上げ、出水市の平野を活かした景色を楽しむサイクリングの推進をしています。協力隊の任期が終わった時のことも視野に入れた活動です。

ー 出水市の未来のためにどのようなことをしていく予定ですか?

現在は市と民間のつなぎ役のようなことをしていますが、協力隊の任期が終われば民間側になるので、私が移住する決め手となった武家屋敷を活かした取り組みをしていきたいです。出水が自立した稼げる地域になれば、それが地域活性になると思います。

 

着任わずか4か月で積極的な情報発信! 松尾 美穂さん

【photo-3 松尾さん顔写真】

ー 協力隊になる前はどこで何をされていたのですか?

熊本市にあるWeb関係のシステム会社で働いていました。鹿児島県の出身ですが、出水市に住むのは初めてです。出水市は鶴が来るというイメージが強かったのですが、実際に住んでみて、観光はもちろんのこと、資源が本当にたくさんあるということが分かりました。

これまで盆地でしか暮らしたことがなかったのですが、出水市は平野で生活しやすく、良さを実感しています。

ー 現在の活動内容は?

小林さんと一緒にSNSの発信をしたり、ブログの更新をしたりしています。

出水よかコレ
田舎の暮らし方ブログ

海外にも発信して少しずつ反響が出てきた着物体験も伸ばしていきたいです。現在も出水市の武家屋敷で着物体験ができるのですが、出水でしかできない体験を構築して継続させていきたいと思っています。

レンタルではなく、持ち帰りが出来る破格の着物体験

また、地域の集まりなどでは男性やご高齢の方が多いので、「女性ならではの視点が欲しい」と呼んでもらうこともあります。SNSやスマートフォンの使い方を聞かれることも多いです。

ー 出水市の未来のためにどのようなことをしていく予定ですか?

出水市ならではの体験ができるようにしていきたいです。

出水市民が出水市を大好きで市民自らが市をPRしている状態、出水市を離れた人も遠くから市を応援している状態、これが地域活性につながっていくと思います。そのために、私は外からの視点で出水市の方に出水市の魅力を伝えていきたいです。

 

人と自然の調和のために新組織をまとめる 牧 香さん

【photo-4 牧さん顔写真】

ー 協力隊になる前はどこで何をされていましたか?

福岡県飯塚市に住んでいました。研究開発をする際の助成金の申請など、行政絡みの仕事が多かったです。地域おこし協力隊の募集を見て「そういう手もあるか!」と思い、応募しました。

ー 現在の活動内容は?

4月に大川内地区という場所の里山活性のコミュニティ協議会が立ち上がりました。高齢化率が高く、イベントが自分たちでできなくなってきたり、生活自体がままならなくなってきたり、という危機感を居住者は持っています。

そこで、この協議会で15地区をまとめて意思疎通を図り、みなで課題解決に向かおうという動きが起こっています。

着任後は拠点づくりに関わり、8月に完成しました。現在はこの拠点と市役所に半々で勤務しています。私自身もこの地区に住んでいて、地域のみなさんの話を聞いて調整役をしていく予定です。

ー 出水市の未来のためにどのようなことをしていく予定ですか?

「このままではいけない」という声が挙がること自体が恵まれた地域であるなと思います。私は大川内地区のみなさんの想いを尊重してサポートしていきたいです。

 

出水市の発信力は何が変わったのか?

地域おこし協力隊によって、ほぼ手つかずだったSNSなどでの情報発信が始まった出水市。どのように情報発信をしているのでしょうか?

【photo-5 協力隊ロゴ】

ー 出水市地域おこし協力隊が使う情報発信ツールは何ですか?

Facebook、Twitter、Instagram、Weibo(中国版Twitter)、Pinterest (ブックマーク集) や、観光情報のWeb媒体など。

ー どのくらいの人に見られていますか?

・Facebookページのファンは1,595人(2017年12月30日時点)
・Facebookページは開設から1年で50万PV

Facebookで紹介したお店に近隣の方から問い合わせがあるなどの反響もあります。

ー どのような内容の発信をされていますか?

観光やイベントの情報など。また、地域おこし協力隊ならではの、移住者の視点で魅力に感じるところを発信しています。郷土愛の強い記事の注目度が高い傾向にあります。

出水市地域おこし協力隊facebook

ー かなりの頻度で更新されているようですが?

観光分野担当の2人で更新をしていますが、SNSのことをたくさん考えてノイローゼになりそうなほどです(笑)

さまざまな媒体でこまめに更新し、それでもネタ切れにならないのは、移住者の新鮮な視点と情報発信に対する発信者側の情熱、出水市の魅力がそろっているからなのでしょうね。

 

出水市協力隊のお気に入りスポットをご紹介!

地域おこし協力隊の3名に、出水市のお気に入りスポットを一つずつ教えてもらいました。

小林さんオススメ 武家屋敷群

小林さんオススメ武家屋敷群

「あ、ここに住んでみたいな」と思いました。海外に住んでいた期間が長かったのもありますが、特にこの景観を魅力的に感じました。これだけ広いエリアで門などがそのまま残っているのは珍しいと言われています。

松尾さんオススメ 川平観音公園の巨石群

松尾さんオススメ 川平観音公園の巨石群

とても大きな石がたくさんある場所です。ここはとても神秘的な雰囲気で好きですね。パワースポットのような場所です。すぐ近くに展望場があり、そこからの景色もとても見晴らしが良くてきれいです。

牧さんオススメ 大川内地区の景観

牧さんオススメ 大川内地区の景観1 牧さんオススメ 大川内地区の景観2

大川内地区の川沿いの道の景色がとてもきれいで好きです。今は使われていない古い郵便局の看板が残っていたりして、とてもかわいいです。鹿児島の風習なのか、不思議ですが玄関が横並びに2つある家を見ることができます。

 

【photo-10 鶴】

この時期(インタビュー時の2017年10月)、出水市には渡来羽数が日本一の鶴がやってきています。多くの鶴も選ぶ出水の土地の魅力と協力隊のみなさんの活動を今後も追っていきます。これからの出水市に注目していきましょう。

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