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佐賀県産「さがびより」
さがびよりとは
さがびよりは、夏場の高温といった近年の気候変動にも対応できる佐賀県の新たなブランド米開発のため、佐賀県農業試験研究センターが10年がかりで研究を行い、
- 天使の詩
- あいちのかおりSBL
を交配してできた品種です。2009年には佐賀県下で本格的に栽培がスタートしました。
特徴は何といっても質の高さ。おいしい米の特徴である
- キラキラとしてツヤの良さ
- もっちりした食感
- かむたびに口いっぱいに広がる米特有のしっかりした甘味と香り
を楽しむことができます。さがびよりは特別栽培米に指定されており、一般に流通しているものに比べて農薬や化学肥料の使用量が半分以下であるなど、手間をかけた栽培が行われています。
日本穀物検定協会が1989年より行っている米の食味ランキングでは、最高ランクである特A評価を2010年から2016年まで7年連続で獲得しています(2017年の評価は執筆段階では発表されていない)。
佐賀県上峰町の返礼品
さがびよりを返礼品として取り扱っている市町村が佐賀県上峰町(かみみねちょう)。金額と分量は以下のとおりです(2018年1月時点)。
- 10,000円:さがびより 白米15kg
- 15,000円:さがびより 白米20kg
- 15,000円:さがびより 無洗米10kg
- 150,000円:さがびより 白米120kg(1ヵ月ごとの定期便にて発送)
お米以外に選べる商品
佐賀県上峰町でお米以外に選べる商品は、
- 老舗精肉店による九州産の黒毛和牛切り落とし 1600g
- 九州産のウナギのかば焼き 特大サイズ
- 佐賀県産の有明鶏 4000g
- 九州産のシャインマスカット 2kg
など、ご当地のブランド食材が多数あります。
千葉県産「ふさこがね」
ふさこがねとは
続いて紹介するのは千葉県産の独自品種「ふさこがね」。千葉県農業試験研究センターが1995年に研究・開発を進めて2006年に栽培がスタートしたもので、千葉県で作付けされているお米の1割ほどを占めています。
千葉県では
- コシヒカリ
- ふさおとめ
- ふさこがね
の3種類が主に栽培されていますが、
- 一粒が大きく、ふっくらしていてツヤがある
- もちもちとした粘りがあり、冷めても硬くなりにくい
特徴を持つふさこがねは特に人気があります。
日本穀物検定協会の米の食味ランキングでは、2017年にAランクを獲得しています。
千葉県長生村の返礼品
ふさこがねを返礼品として取り扱っている市町村は千葉県長生村(ちょうせいむら)。2018年1月時点で千葉県に唯一残る村であり、九十九里海岸に面した場所に位置します。また、九十九里海岸沿いの温暖な海洋性気候を生かした農作物の生産が盛んな地域でもあります。
金額と分量は以下のとおり(2018年1月時点)となっており、返礼品としてAランクのお米を比較的安く受け取れることが特徴です。
- 20,000円:長生村産ふさこがね 白米40kg
- 30,000円:長生村産ふさこがね 玄米60kg
- 50,000円:長生村産ふさこがね 玄米120kg
- 100,000円:長生村産ふさこがね 玄米240kg
お米以外に選べる商品
海に面した立地のため、返礼品には
- 九十九里浜で育まれた天然ハマグリ 2kg
- 熟成からすみ 300g
- 千葉県産サザエ 3kg
- ながいきそば 満喫セット
など、海の幸やご当地ブランドが取り扱われています。
北海道産「ゆめぴりか」
ゆめぴりかとは
ゆめぴりかは、北海道立上川農業試験場で育成されて2009年に一般栽培がスタートした品種です。
- 日本一おいしいお米を作りたいという北海道民の「ゆめ」
- アイヌ語で「おいしい」という意味を持つ「ぴりか」
この二つを組み合わせて名付けられたゆめぴりかは、その名に恥じることなく、日本穀物検定協会の米の食味ランキングでは2010年から7年連続で特Aランクの評価を獲得しています。
また、ゆめぴりかの誕生までには相当な苦難がありました。味は良いものの耐冷性の弱さから十分な収穫量が見込めず、一度は開発が断念されます。と言うのも、品種開発によって品種が認められる確率は150万分の1ほど。
しかし、諦めきれなかった研究員の手によって品種開発は続行。そのかいあってか再び試験機会に恵まれ、そこで晴れて合格を手にしたのです。
さまざまな苦難のもとに誕生したゆめぴりか。おいしさはもちろん、試行錯誤の末に最高峰のお米として認められるまでのストーリーがANAの企業コンセプトにふさわしいと評価され、2011年産のゆめぴりかからANAの国際線ファーストクラスの機内食として採用されています。
北海道沼田町の返礼品
ゆめぴりかを返礼品として取り扱っている市町村は北海道沼田町(ぬまたちょう)です。旭山動物園でも有名な旭川市の北西部に位置しており、積雪量が多い地域として知られています。
沼田町で栽培されるお米は「雪中米」と呼ばれ、豊富な雪解け水で育ったもの。雪の冷気を集めて籾(もみ)のまま貯蔵する方法が採られているため、いつでも新米の味と香りを楽しむことができます。
金額と分量は以下のとおりです(2018年1月時点)。いずれも売り切れとなっており2018年度の取り扱いはないため、2019年度以降の目安として活用してください。
- 10,000円:雪中米ゆめぴりか 白米10kg
- 10,000円:雪中米ゆめぴりか 玄米10kg
- 40,000円:雪中米ゆめぴりか 白米40kg
お米以外に選べる商品
雪深い沼田町ではトマトの生産が盛んなため、トマトを使用した加工品が充実していることが特徴です。沼田産のお米と大雪山連峰のふもとから湧き出る名水を原料に、雪蔵のなかに置かれたタンクで熟成された日本酒「雪なごり」もおすすめの一品です。
山形県産「つや姫」
つや姫とは
つや姫は1998年に山形県立農業試験場庄内支場で研究・開発が進められた品種で、2008年に一般栽培がスタートしました。
10年の開発期間をかけて誕生したつや姫は、その名のとおりツヤがあり、真っ白く美しいことが特徴です。甘味や粘り気にも優れており、コシヒカリをしのぐおいしさと評価されています。
日本穀物検定協会の米の食味ランキングでも2010年から7年連続で特Aランクの評価を獲得している、確かな評価がある山形を代表するブランド米です。
山形県酒田市の返礼品
「つや姫」を返礼品として取り扱っている市町村は山形県酒田市です。さまざまなバリエーションが取り扱われているので、金額の基準となる一部を紹介します。
- 10,000円:つや姫有機栽培米 3kg
- 10,000円:つや姫白米 5kg
- 20,000円:つや姫白米 10kg
お米以外に選べる商品
酒田市は米の生産が非常に盛んということもあり、メインの返礼品として数多く取り扱われています。それ以外では、
- 山形県限定の地酒 楯野川「凌冴(りょうが)」と上喜元「出羽燦々(でわさんさん)」のセット
- 米で育てられた豚「平牧金華豚」 3種しゃぶセット
などもおすすめの品です。
高知県産「仁井田米」
仁井田米とは
仁井田米(にいだまい)は、高知県の仁井田郷(現在の四万十町)で栽培されるお米の総称です。
昔、現在の高知市にある旅館の主人が仁井田郷の旅館で食べたご飯をおいしく感じ、自分の旅館で使いたいと仁井田米を買い求めて持ち帰ったことでそのおいしさが広まり、仁井田の米をほかと区別するようになったといういわれがあります。
仁井田郷でお米を栽培している生産農家と提携・販売を行っている会社が宮内商店です。ここでは「にこまる」という温暖化に対応した高温による品質低下が少ない品種が使用されており、有機肥料を使用した特別栽培米にこだわった生産が行われています。
日本穀物検定協会の米の食味ランキングでは、2016年度産の「にこまる」が特Aランクの評価を受けています。
高知県四万十町の返礼品
仁井田米を返礼品として取り扱っている市町村が高知県四万十町(しまんとちょう)です。四万十町は山・川・海といった雄大な自然に囲まれた地域で、農作物の生産はもちろん、アウトドアスポーツが盛んな地域でもあります。
金額と分量は以下のとおりです(2018年1月現在)。
- 5,000円:仁井田米「にこまる」 3合(約450g)×3袋
- 10,000円:仁井田米「にこまる」 5kg
- 60,000円以上:仁井田米「にこまる」 6kg+香り米1kg(毎月発送)
お米以外に選べる商品
四万十町は自然豊かな地域のため、農作物や海産物、それらを使用した加工品など返礼品の品揃えが幅広いことが特徴で、
- 四万十ウナギのかば焼きセット
- しまんと紅茶 満喫セット
- 四万十川の天然アユ
- 四万十町産の無農薬栽培ブルーベリー
- 仁井田米を用いた米粉カステラ
などがあります。
これらがふるさと納税で絶対におすすめしたいお米5選になります。ふるさと納税を利用する際は、選択肢の一つとしてお米も検討してみてはいかがでしょうか。