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広島でおすすめのお土産
バッケンモーツァルト カラス麦クッキー
広島県西部廿日市市(はつかいちし)に店を構えるバッケンモーツァルトは、「自然を材に」を企業理念に自然の活力を感じられる原材料と技術にこだわった洋菓子メーカーです。
カラス麦クッキーは看板商品の一つで、穀物のなかでもたんぱく質と脂質が多く含まれビタミン・ミネラルも豊富なカラス麦と、カリフォルニアから直輸入して自社で挽いた風味豊かなアーモンドが原料のクッキーです。
甘さは控えめで、アーモンドの香ばしい香りとコクがあり飽きのこない味。2017年のモンドセレクションでは金賞を受賞しています。
瀬戸田レモンケーキ 島こころ
広島県尾道市瀬戸田は、レモンの生産量で日本一を誇る広島県において最も多くレモンを出荷しています。瀬戸内海の温暖な気候で育った瀬戸田のレモンは、たっぷりの栄養と酸味の奥にあるうま味が感じられます。
「地元名産のレモンを活かし、瀬戸田を誇れる島にしたい」というオーナーパティシエの想いで生み出された商品が瀬戸田レモンケーキ「島こころ」。さわやかな香りを放つレモンの皮を使用した自家製ジャムが生地に練り込まれており、絶妙の香りとしっとりとした食感、きめの細かい舌触りを味わえます。
- 2015年のモンドセレクション
- 2014年のグッドデザイン賞
- 2016年のフードアクションニッポンアワード
の三つの賞を受賞した自信作です。
にしき堂 生もみじ
戦後間もない1951年に創業したにしき堂は、もみじ饅頭の老舗。「生もみじ」は、広島の県花・県木である「もみじ」をかたどった定番のもみじ饅頭を新開発して製造されました。
あんは「こしあん」「粒あん」「抹茶」の3種類で、外側の生地には広島県産の餅粉と米粉が使用されており、従来のふっくらしたカステラ生地とは異なるモチモチしっとりとした食感が特徴の生菓子です。
餅生地ながら独自の技術により日数が経過しても硬くならないように工夫されており、広島の新銘菓として人気の商品です。
御菓子処亀屋本店 川通り餅
広島で長く愛されている代表的な土産物の一つが御菓子処亀屋本店の「川通り餅」です。もっちりとした上質の求肥にくるみを加えた一口サイズの串もちは食べやすく、くるみの食感が独特で素朴な風味を感じることができます。
八天堂 クリームパン
1933年に和菓子屋として創業し、洋菓子・パンの製造・販売も手がけている八天堂は、広島県三原市に本社があります。究極のクリームパンを目指し、これまでの技術を集約して開発。八天堂の代表商品となりました。
生地はきめが細かくふわふわしっとりで、内側にはとろける口どけの香り高いクリームがたっぷり。まるでスイーツのような新感覚のクリームパンとして人気の商品です。
少し風変わりなこだわりのお土産
マルイチ商店 広島安芸津 牡蠣まるごとせんべい
牡蠣専門店であるマルイチ商店が販売する牡蠣まるごとせんべいは、その名のとおりせんべいにひと粒の牡蠣をまるごと乗せて焼き上げています。
地域ブランドの「まる赤」と呼ばれるレンガ色の肥沃な赤土で育てられた高級じゃがいもを生地に使用し、穏やかできれいな安芸津の海で育った濃厚で身の締まった牡蠣を乗せたせんべいは、地元の特産品を活かした商品として広島の特産品で特に優れたものを認定する「ザ・広島ブランド」に認定されました。磯の香りとサクサクした食感で、お酒にも合う濃厚な旨味が味わえます。
ザ・広島ブランド|特産品から食べ物などを深掘り紹介!【2023年最新版】阿藻珍味 尾道ラーメン
瀬戸内の老舗「珍味屋の阿藻珍味」が作る広島県尾道市のご当地ラーメン「尾道ラーメン」は、瀬戸内の平子いわしなどの小魚を隠し味に使用した、スープにこだわりのあるラーメン。スープに合う麺を求めて試行錯誤の末に自家製麺も開発されたこのラーメンは、コクがあるのにあっさりとした味わいが人気です。
徳永豆腐店 日本一辛い江田島鬼壺豆腐
広島市からフェリーで約30分の場所にある瀬戸内の島「江田島」で有名な老舗豆腐店が徳永豆腐店。保存料を使用しない新鮮な豆腐作りにこだわる豆腐店として地元で長く親しまれています。昔ながらの豆腐だけでなく新商品の開発にも力を入れており、その代表商品が鬼壺豆腐です。
見た目はなめらかな口当たりの白い豆腐のようですが、赤トウガラシの10倍の辛さがある黄金一味のパンチのある強烈な辛さが特徴で、広島の土産物としてブームになっています。
広島海苔株式会社 かき醤油味付のり
「マルヒャクのり」の商標で有名な広島海苔株式会社は、1885年創業の海苔の老舗。牡蠣醤油味付のりは、海苔の老舗の自信作として売り出されています。厳選された原料に広島名産の牡蠣エキスをたっぷり含ませた味付のりは、海苔の風味と牡蠣の味わいを手軽に味わえる逸品です。
広島の伝統品をお土産に
広島の伝統工芸品 熊野筆
熊野筆は広島県安芸郡熊野町で製造される筆で、広島県の地域ブランドとなっています。
熊野町は広島市の東方に位置する、山々に囲まれた盆地。江戸時代、この地域の住民は平地が少ないことから農業だけでは生活が苦しかったため、農閑期に奈良県吉野へと出稼ぎに出て、そこで仕入れた筆や墨の売り歩きをしながら生計を立てていました。
その後、若い村人が兵庫県有馬や奈良の筆司の元で筆作りの技術の習得をして技法を村に戻って伝えたことで、熊野における筆作りが根付きました。
明治に入ると、学校教育制度が整うなかで毛筆の生産量も増加。画筆や化粧筆作りにも取り組んで地域の産業として発展した熊野筆は、1975年に広島県では初めて国の伝統工芸品の指定を受けます。
毛筆・画筆・化粧筆のいずれにおいても全国の80%を占めるほどの生産量を誇り、メイクブラシにおいては世界のトップモデルや著名なアーティストにも愛用者が多く、国内外を問わず高品質な製品として知られています。
竹田ブラシ製作所謹製 熊野化粧筆 特別5本セット
竹田ブラシ製作所は、メイクアップブラシから日本化粧刷毛など800アイテム以上を取り扱う化粧ブラシ専門メーカーです。
「熊野化粧筆 特別5本セット」は、2011年にサッカーのなでしこJAPANが国民栄誉賞を受賞した際の副賞として贈呈されたブラシセットと同じシリーズの商品。化粧筆職人が手作りした名品で、毛先にハサミを入れずに整えたソフトタッチで世界のセレブご用達の筆です。
広島ブランド 宮島御砂焼
宮島御砂焼は広島県廿日市市の宮島口で作られる焼き物で、厳島神社本殿下の砂を粘土に混ぜて焼き上げる伝統的な技法の陶器は神聖な工芸品とされています。
宮島御砂焼の歴史は1603年までさかのぼります。江戸時代、安芸の国ではほかの地域へ旅に出る際に、旅の守り神として信仰されていた厳島神社で安全祈願をして本殿の下にある砂をお守りとして携え、無事に帰郷した際には倍量の砂を神社に返す「お砂返し」という風習がありました。
この砂を混ぜて焼いた焼き物を祭礼用の器として奉納したことが起源とされており、神聖な砂を使用した宮島の焼き物は「御砂焼」と呼ばれるようになります。1818年ごろからは産業振興を目的に全国から宮島に訪れる参拝客にも販売が行われるようになり、その後は衰退と再興を繰り返しながら受け継がれて現在に至ります。
宮島御砂焼 宮島御砂焼 鶴 香炉
宮島御砂焼の鶴香炉は、広島に寄せられる平和のシンボルである折り鶴をモチーフにした、平和への祈りが込められた磁器製の香炉です。素材には、厳島神社の砂と全世界から寄せられた折り鶴の焚き上げの灰が含まれています。
日本一の生産量を誇るレモンや瀬戸内の豊かな自然環境が育てた身の引き締まった牡蠣など、広島には豊かな自然が育んだ特産品が数多く存在し、それらを活かした土産物は広島県で愛され続けています。
また、熊野筆は広島の伝統品としてだけでなく、いまや世界ブランドとしてその名を馳せています。魅力たっぷりの観光地・広島を満喫してみてはいかがでしょうか。