認可保育園・無認可保育園へ入園するために必要な条件は?

認可保育園・無認可保育園へ入園するために必要な条件は?
待機児童が問題になっているものの、何も準備せず保育園へ入園しようとすると承諾されない場合が多々あります。希望した保育園に入るためには入園の条件や必要書類などをしっかりと把握しておく必要があります。

認可保育園に入園するための条件

認可保育園に入園するための条件

認可保育園に入園するには

認可保育園に入園するためには、在住している市町村に「保育の必要性」についての認定を得たうえで、支給認定証を受け取る必要があります。

また、認定には3つの区分があり、それぞれの内容は下記のとおりでです。

1号認定

・満3歳以上で就学をしていない子どもが対象で、教育を必要としている場合に認定される
・利用できる施設は幼稚園・認定こども園※

※幼児への教育と保育が同時に行われる、幼稚園と保育園が一体になったような施設

2号認定

・満3歳以上で就学をしていない子どもが対象で、保護者の仕事や病気などが理由で保育を必要としている場合に認定される
・利用できる施設は保育園・認定こども園

3号認定

・満3歳未満の子どもが対象で、保育を必要としている場合に認定される
・利用できる施設は保育園・認定こども園・地域型保育事業※

※子ども・子育て支援新制度により新たに創設された保育施設

また、2号・3号の認定を受けるには以下のいずれかに該当する必要があります。

・月に16日以上で、かつ、合計64時間以上働いている
・妊娠や出産による休暇が必要である
・疾患や障害により保育が困難である
・身内の介護により保育が困難である
・求職活動中である

そのほかにも、自然災害の復旧にあたっている・虐待を受けている・大学に通っていることなどを理由に認定を受けた例もあります。

なお、認可外保育園に入園する場合の認定は不要です。

【関連記事:子ども・子育て支援新制度は待機児童問題解決への糸口となるか

どの地域の保育園でも入園できる?

認可保育園に入園する場合、原則として施設のある市町村に在住・在勤している人が優先されてしまいます。どうしても入園したい保育園があるのであれば、その市町村へ転入して申請するしかありません。

しかし、定員に空きがある場合に限り、ほかの市町村に住んでいる人も預けることができます。これを「広域入所」と言い、在住している市町村に申請して入園先の自治体がこれを承諾することで行われます。この場合、保育料は在住している市町村の自治体基準で計算がされます。

また、在勤する市町村への入園についても承認されるため、

・地元の保育園は人気が高く、待機児童数が多すぎて入園できない
・通勤時間が長いため、自宅近くにある保育園の保育時間内に間に合わない
・職場まで車で通勤している

といった場合には、職場の近くにある保育園への入園も選択肢の一つとなるでしょう。

入園申し込みで必要な書類

自治体によって入園の申し込みの際に必要な書類は変わりますが、代表的な例を参考に「全員が必ず提出する書類」と「状況によって提出が必要になる書類」の二つに分けて紹介します。

全員が必ず提出する書類

・支給認定申請書:2号・3号の認定に必要で、マイナンバーの記載が必須。また、世帯の状況(家族構成や子どもの健康状態など)や保育の時間がどれくらい必要であるか、なぜ必要なのかなどの理由を記載します。

・入園申込書:子どもの顔写真、家族の氏名・住所などの情報、子どもの現在の健康状態(アレルギー・病気の有無など)、保育を申し込む理由などを記載します。

・保育が必要であることを証明する書類:なぜ保育が必要であるかを証明するための書類が必要になり、ケースごとに下記が該当します。

就労している人は「就労証明書」
育児休暇中の人は「育児休業給付金決定通知書」
妊娠中の人は「母子健康手帳」
就学中の人は「在学証明証」

・税額が分かる書類:保育料を決める際に必要なため、納税通知書など税額が分かる書類のコピーが必要。

状況によって提出が必要になる書類

・延長保育申込書:定められた保育時間以上の保育を依頼する場合に必要。

・採用内定証明書:現在本当に就労が行われているかを証明するために発行される書類。

入園申し込み後の選考の流れ

認可保育園への入園希望人数が定員を超えてしまった場合には入園の選考が行われます。「基準指数」「調整指数」「優先順位」の3つの区分によって選考が行われ、その指標が高い家庭から入園が決まっていきます。

基準指数

基準指数とは、保護者の状況をポイント化して点数付けしたもの。主な項目は以下のとおりです。

・就労の状態:一ヵ月に何日・何時間働いているかによって点数が振り分けられる

・妊娠・出産の状況:妊娠・出産の状況に応じて点数が振り分けられる

・病気や障害の有無:療育手帳・障害者手帳を持っている場合や、通院が必要な病気にかかっている場合に点数が振り分けられる

・介護や看護の有無:身内に要介護1~5もしくは要支援1・2に認定されている人がいる場合に点数が振り分けられる

調整指数

調整指数とは、現時点の家庭の状況に合わせて点数の調整をするもの。

・すでに兄や姉が保育園に在園している(加点項目)
・無認可保育園やベビーシッターを利用したことがある(加点項目)
・祖父母が同居している(減点項目)

などが例として挙げられます。

優先順位

優先順位とは、指数が全く同じ希望者がいた場合に入園できる人を決めるため、保育園が独自に定義した条件のこと。場所によっては内容が公表されていない場合もあります。

・その市町村への在住歴が長い家庭を優先する
・世帯所得の少ない家庭を優先する

などが一例です。

各家庭における点数の計算方法は、

・基準指数を算出して合算する
・合算した点数から調整指数の加点・減点を行う
・点数が同じ希望者がいた場合には優先順位により順位付けする

となります。待機児童にならないためにも、自分の世帯が獲得できる指数を確認して、入園が可能かどうかを事前にチェックすることが大切です。

 

無認可保育園に入園するためには

無認可保育園に入園するためには

後悔しない無認可保育園の選び方

無認可とは言えど、国からの支援や指導を受けている園も存在しています。まずは、実際に足を運んでみて施設の状態や保育の雰囲気を感じてみましょう。肌で体感したからこそ分かる良さもあるはずです。

また、認可保育園とは違い、自身が住んでいない市町村にある保育園に入園することもできます。近場の保育園にとらわれず、お気に入りの場所を探すのも良いでしょう。

無認可保育園の申し込み

認可保育園とは違い、基本的に無認可保育園では保育が必要な理由を聞かれることはないため、入園の条件は特にありません。

そのため、直接保育園に申し込む場合がほとんどで、電話や郵送で手続きが行われます。また、勤労証明書や納税通知書の必要もありません。

しかし、条件がないからと安心していると入園希望者が募集人数を上回って申し込みができなくなることもあるため、注意が必要です。

無認可保育園に通う際にかかる料金の確認

無認可保育園では、保育料以外にも設備費や雑費などいくつかの料金を支払わなければなりません。世帯所得や子どもの年齢・人数による割引もないため、想像していた以上の金額が毎月かかってしまう場合もあります。

そのため、事前にどれくらいの料金になるのか確認しておきましょう。

【関連記事:認可保育園の基準は?無認可保育園と比較をしながら解説!

 

保育園への入園条件は、市町村や希望する保育施設によっても変わります。そのため、事前の準備を怠ったことで提出書類の不備や条件の不一致により最悪の結果へとつながりかねません。自身の希望に合った保育園に入園するためにも、しっかりと確認するようにしましょう。

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