お土産「沖縄といえば!」定番土産から少し変わった沖縄土産までピックアップ!

「沖縄といえば!」定番土産から少し変わった沖縄土産までピックアップ!

沖縄には地域性あふれるお土産がたくさんあります。魅力的なものが多く、何を買ったら良いか迷ってしまうことも多いでしょう。「定番は外せないけれど人とは違うものも欲しい」、今回はそんなときに参考になるお土産を紹介します。

沖縄の超定番のお土産

沖縄の超定番のお土産

御菓子御殿 元祖 紅いもタルト

目にも鮮やかな紫色の芋餡が印象的な御菓子御殿の「元祖 紅いもタルト」。

製造のきっかけは読谷村(よみたんそん)の村おこしでした。「沖縄の名物である紅いもを使って特産品を開発する」という活動は、多くの人の努力と試行錯誤によって後のヒット商品となる紅いもタルトを誕生させます。

きれいな紫色の芋餡には保存料・着色料が一切使用されていません。自然の色と素朴で優しい甘味のある紅いも100%でできた芋餡は、しっとりとして滑らか。バターが香るタルト生地ともよく合います。オーブントースターで温めるとできたてのように香ばしく、また冷蔵庫で冷やしていただくのもおすすめです。

一味違ったお土産として自分で作った紅いもタルトはいかがでしょうか。

MEMO
首里城を彷彿とさせる外観の恩納(おんな)店では、紅いもタルトの手作り体験(有料)ができます。

新垣ちんすこう本舗 新垣ちんすこう

沖縄のお土産として思い浮かべる人が多い「ちんすこう」ですが、琉球王朝時代は王侯貴族の食べるお菓子であり、庶民の口には入りませんでした。琉球王朝に仕えた包丁人を祖とする新垣淑康が1908年に沖縄で初めての菓子店を開いてから、ちんすこうは販売されるようになりました。

伝統的な琉球菓子の流れをくむ「新垣ちんすこう本舗」は創業1932年。小麦粉・砂糖・ラード・膨張剤といったシンプルな原材料から作り出される素朴でどこか懐かしい味わい。

サクッとした食感とラードのコクのある風味がクセになると、訪れるたびに購入するファンも多い沖縄銘菓です。

定番のちんすこう以外にも、紅いも・海塩・ごま塩・黒糖・チョコ・ココアなど味の種類も豊富で一口サイズも販売されています。また、沖縄の貴重な在来種アグー豚のラードを使用した「きんそこう」も販売。きな粉にも似た香ばしさと上品でやわらかな風味が人気となっています。

琉球銘菓 三矢本舗 サーターアンダギー

沖縄風揚げドーナツとも言えるサーターアンダギーは、沖縄の伝統的なおやつとして親しまれています。サーターアンダギーはかつて琉球王国の首都があった首里の方言で、「サーター」は「砂糖」・「アンダ」は「油」・「アギー」は「揚げる」を意味し、砂糖てんぷらの別名もあります。

生地のブレンドと揚げる油の温度にこだわった「琉球銘菓 三矢本舗」のサーターアンダギーは、外はカリッと香ばしく、内側にはしっとりとした生地が詰まって食べ応えがあります。

プレーン・黒糖・紅芋・かぼちゃ・塩ゴマ・モカなど個性的な味の種類が豊富で迷ってしまいますが、一つ90円と手軽な価格なのでいくつか選んで食べ比べるのも楽しいでしょう。

 

少し変わったお土産を選びたいなら

少し変わったお土産を選びたいなら

雪塩菓房 雪塩ふわわ

美しい沖縄の海のなかでも特に透明度が高い宮古島の海。「雪塩ふわわ」は、その地下海水から作られるミネラルを豊富に含んだ「雪塩」を原材料に使ったメレンゲの焼き菓子です。

名前のとおり口に入れるとふんわりと溶ける優しい口どけが特徴で、雪塩のほんのりとした塩味がアクセントとなり甘味を引き立てます。

定番はココナッツ・紅芋・黒糖味ですが、季節によってイチゴ・チョコ・マンゴー味が加わり、お土産用に全種類を購入する人も多い人気商品です。

沖縄あぐーカレー

沖縄のカレーは意外なお土産として人気があります。沖縄らしいご当地カレーの種類も多く、そのなかでもアグー豚を具材にした「沖縄あぐーカレー」は、スパイシーな大人向けのカレーでご飯が進むと好評です。

脂身の甘味と旨味が特徴のアグー豚はカレーとよく合い、大きくカットされた肉はやわらかく食べごたえ十分。カレーは辛すぎずコクとまろやかさを味わえます。

アグー豚の歴史
沖縄固有のアグー豚は第二次世界大戦後に数が激減し、一時は絶滅が危ぶまれましたが、約10年という歳月をかけて復活を果たしました。沖縄では希少な在来豚として成育が推進されています。

辺銀(ぺんぎん)食堂 石垣島ラー油

食べるラー油の先駆けとなり、2000年の発売以来熱烈なファンも多い「石垣島ラー油」は、「食は命薬(ぬちぐすい)」がモットーの辺銀食堂で作られています。

石垣島ラー油には、島唐辛子・ウコン・ピパーチ(島コショウ)・石垣の塩・黒糖などの島の特産品をはじめ、ニンニク・白ごま・黒豆・山椒・植物油など多くの原材料が使われています。

辛さよりも奥深い旨味や香りが特徴で、何と合わせてもその食材の味の阻害をせず、良さを引き立てる万能調味料。豆腐・冷やし中華・納豆・卵かけご飯と楽しみ方はさまざまです。

ラー油を作りボトルに詰め、自らデザインしたラベルを作って貼る、工程全てが手作業で行われるまさに人の温もりを感じさせる一品です。

命薬
沖縄の言葉で、「おいしい食べ物は命の薬になる」「人の優しさ・温もり」など、心が癒やされる・温かい気持ちになるという意味で使われます。

 

沖縄県民定番の味をお土産に

沖縄県民定番の味をお土産に

サン食品 ソーキそば

ソーキそばは、小麦粉とかん水で作る沖縄そばに煮込んだ豚のあばら肉をトッピングしたものを指します。「サン食品」のソーキそばは、沖縄そば独特の歯ごたえのあるコシの強い麺とあっさりとして飲みやすいカツオと豚のダシが効いたスープが人気。

トッピングの大ぶりなソーキは軟骨も一緒に食べられるほどじっくりと煮込んであり、とてもやわらか。保存料は含まれていないものの賞味期限は15日と長めで、お土産にするにも嬉しい点です。

山将 島らっきょう塩漬け

島らっきょうは沖縄独特のらっきょうで、本土のものより小さく香りが強いのが特徴です。沖縄では生食・塩漬け・甘酢漬け・天ぷら・チャンプルーの具材などに使われ、家庭の食卓にもよく上ります。

那覇市で沖縄居酒屋を営む「山将」でもリピート率が最も高い「島らっきょう塩漬け」は、何層も皮をむき、繊維が口に残らないよう下ごしらえに時間をかけます。丁寧な仕事のおかげでシャキシャキとした食感が楽しめるのです。

原材料は島らっきょうと沖縄のマース(塩)とアミノ酸などのうま味調味料のみ。ミネラル豊富で旨味の濃い沖縄の塩で漬けた島らっきょうのピリッと辛い大人の味で、お酒が進むこと間違いなしです。

塩屋(まーすやー) 合わせ塩

「塩屋」はソルトソムリエと塩アドバイザーが在籍する国内最大級の塩専門店です。沖縄の言葉で塩を「まーす」、屋を「やー」、合わせて「まーすやー(塩屋)」となります。沖縄をはじめとする日本の塩だけではなく、世界各地の塩を数多く取り扱っています。

塩屋の人気商品に「合わせ塩」があります。コンセプトは「塩のプロがつくる、使って楽しい塩」。ソムリエにより厳選された塩をブレンドした、一振りで料理の味がランクアップする合わせ塩の人気ベスト3を紹介します。

第1位 ごはんの塩

人気ナンバーワンはシンプルにごはんにかける塩。天ぷらやサラダにも合いますが、やはり白いごはんやおにぎりにふりかけていただくのがおすすめです。赤紫蘇のような鮮やかな赤は食用のハイビスカス。爽やかな酸味が食欲をそそります。

第2位 スープ塩

料理にあと一味欲しいときに重宝するのがスープ塩です。スープやチャーハン・炒め物の味付け・下味にと活躍します。塩屋ではバタートーストにもおすすめしています。

第3位 ジェノバ塩

バジルとパセリが入ったジェノバ塩のイメージはジェノベーゼソース。ニンニクもほど良く効いて、肉料理やトマトを使った料理によく合います。

 

沖縄の人が慈しみ育んだ地元の食材で作られたお土産は、どれも優劣つけがたい逸品ぞろい。もらった人が満足してくれるお土産選びの参考にしてみてください。