東京を代表する郷土料理「深川めし」を自宅で味わう!

東京を代表する郷土料理「深川めし」を自宅で味わう!
時代小説にも頻繁に登場する深川めし。実は、江戸時代から人気の深川めしには二種類が存在するのを知っていますか?そんな深川めしの歴史や日本五大銘飯、自宅で食べられる商品を紹介します。

深川伝統の郷土料理「深川めし」

深川伝統の郷土料理「深川めし」
(写真:photoAC)

深川めしとは

「深川めし」と呼ばれるものは二種類あります。一つはご飯にネギと貝を煮込んだ汁気たっぷりの具をかけた丼料理。もう一つはアサリが入った炊き込みご飯です。

江東区にある深川は江戸時代に漁場として栄えた場所で、新鮮な江戸前の魚や貝が豊富に採れるこの町には多くの漁師が住んでいました。

丼の深川めしは、大勢の漁師が漁の合間に手早く食べられる食事として考えられたもので、炊き込みご飯の深川めしは、大工などの職人が弁当として持っていったと言われています。

深川めしの歴史

引き潮の際に砂州が広がる江戸深川の深川浦は、アサリやハマグリ、アオヤギなどの貝類が豊富に採れる漁業地として知られていました。

深川めしは、漁師が船上で食べたまかない飯が始まりと言われています。アサリやネギ、豆腐を煮て冷や飯に乗せ、薄めた海水を沸かしてかけ、塩茹でしたアオヤギをご飯に乗せたものでした。

その後、町の一膳飯屋でぶっかけ飯として提供されるようになり、忙しい仕事の合間に食べられる食事として庶民の間に広がっていきます。

また、炊き込みご飯の深川めしも家庭料理として定着していきます。新鮮でおいしいアサリの出汁で炊いたご飯にむき身のアサリを混ぜた深川めしは、家で食べられるだけでなく弁当にも用いられました。

深川飯復興協議会

2015年に発足した深川飯復興協議会は、深川めしを通して深川地区の活性化を目指す団体です。深川を訪れた観光客に深川めしを知ってもらうだけでなく、深川めしを提供する事業者の支援などを行い、深川の良さ・深川めしのおいしさを広める活動を行っています。

深川めし未来創造プロジェクト 加盟店のお約束

其の一 あさりのうま味を生かしたあさりめしを提供します

其の二 深川めしの情報を発信し にぎわいの創生に取り組みます

其の三 地元に愛される深川めしを次世代に伝えます

上記の約束を守り、門前仲町エリア、清澄白河エリア、木場・森下・住吉エリアの各店舗が伝統の味を提供しています。

 

深川めしもその一つ「日本五大銘飯」

深川めしもその一つ「日本五大銘飯」
(写真:photoAC)

日本五大銘飯とは

1939年(昭和14年)に宮内庁が行った全国郷土料理調査において、数ある郷土料理のなかから日本を代表する郷土料理として選ばれた5つのご飯料理です。選定されたのは、東京「深川めし」、埼玉「忠七めし」、岐阜「さよりめし」、大阪「かやくめし」、島根「うずめめし」です。

東京都江東区深川「深川めし」

深川めしのルーツは江戸時代の漁師めしです。当時「深川浦」と呼ばれていた江東区永代、佐賀の南側地域で誕生しました。アサリやネギを使ったぶっかけ飯は美味で栄養たっぷりと庶民から人気を博していましたが、時代とともに東京湾が埋め立てられ、漁業を行う漁師は減少。それにともない、深川めしを食べられる店も減ってしまいました。

しかし、1981年(昭和56年)に芭蕉記念館が、1986年(昭和61年)に深川江戸資料館が会館したことを機に深川めしを提供する店も増え、江戸の伝統である味を再び楽しめるようになりました。

和食のみならず洋食や中華の店でもオリジナル深川めしが誕生し、江戸の伝統料理はさらに広がりを見せています。

埼玉県小川町「忠七めし」

埼玉県小川町の郷土料理である「忠七めし」は、江戸時代末期に割烹旅館「二葉」で誕生しました。

二葉の八代目当主・八木忠七が山岡鉄舟から料理に禅味を盛るよう言いつかり、山岡鉄舟が極めた三道の意「剣・禅・書」をなぞらえた料理を考案します。

新鮮な海苔が乗った温かいご飯にネギ、わさび、柚子を乗せて鰹節のつゆをかけていただく料理は大変喜ばれ、「忠七めし」の名が付けられました。鋭さを蔵すワサビは剣を、淡い味のなかには禅、香りのなかには書が表現された伝統料理です。

岐阜県「さよりめし」

岐阜県可児市や御嵩町などをはじめ、中濃地区、東濃地区の郷土料理である「さよりめし」。さよりと名が付いていますが、さよりではなくサンマを使った炊き込みご飯です。この地域では古くから細長い魚を「さより」と呼んでいたことから付いた名前で、秋に収穫の祝いとして食べられるごちそうでした。

新鮮な魚が手に入りにくい地域であったため、塩漬けのさんまを使用。ゴボウやニンジンなども入ったご飯は塩さんまの塩が効いており、しょう油や酒が風味を出しています。戦前までは家庭でよく作られていた家庭料理でもあります。

大阪難波「かやくめし」

江戸時代から食べられていた「かやくめし」は、大阪商人の合理性・節約志向に合っていると言われています。

ご飯の具合を表す「加薬」には野菜や油揚げをはじめとしたさまざまな具材が入っており、食べごたえがあり栄養もたっぷり。手早く食べられることから忙しい商人に好まれ、また、残った野菜を使うことで無駄もないと家庭でも頻繁に作られました。時代が変わってもその人気が衰えることはなく、おにぎりやお弁当も人気です。

島根県津和野「うずめめし」

島根県、津和野地方の郷土料理「うずめめし」。さいの目切りにしたシイタケ、ニンジン、高野豆腐、カマボコなどを薄口醤油で煮てご飯を乗せ、ワサビや海苔などの薬味を加えた後にだし汁をかけていただく料理です。地域により具材や薬味が異なることもあります。

誕生時期は江戸時代中期ごろという説がありますが、はっきりしたことは分かっていません。名前についても、わさびをふるまうためのもてなし料理という説や、贅沢な具材を隠すために考案されたなど諸説あります。

 

自宅でおいしい深川めしを食べたいなら

自宅でおいしい深川めしを食べたいなら
(写真:photoAC)

深川宿「オリジナルギフト 深川めしの素」

本場、深川の味を楽しめるセットです。二合の米と合わせて炊き上げる「深川飯の素」と、ご飯にぴったりのあさりの佃煮。さらに、お酒のつまみに最適な「焼きあさり」が入っています。

厳選されたあさりにはうま味がたっぷり。甘みのあるおいしい深川めしを簡単に食べることができます。贈答用にもおすすめ。

神田明神下みやび「あさり深川めし-炊き込みご飯(レトルト)」

おいしい天ぷらや高級弁当で名高い「神田明神下みやび」の「あさり深川めし」です。レトルトの炊き込みご飯の素にはあさりがたっぷり。肉厚で歯ごたえのあるあさりが二合(2人前~3人前)で50g以上入っています。

といだ米と一緒に炊飯器に入れてスイッチを押すだけで、伝統の味を楽しむことができます。

江戸下町深川めし「混ぜごはんの素」

温かいご飯に混ぜるだけの、混ぜご飯タイプの深川めし。一箱に二合用が二袋入っているので、家族が多い方にもおすすめです。おいしくてリーズナブルなので、お土産にも最適。気軽に江戸伝統の味を楽しめます。

 

東京の郷土料理「深川めし」はいかがでしたか。深川地区は、歴史や文化とともにある深川めしの可能性を広げる努力を続けています。また、同時に「日本五大銘飯」もこの機会に味わってみては。

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