お土産横浜市民が教える、絶対に失敗しない横浜で定番のお土産

横浜市民が教える、絶対に失敗しない横浜で定番のお土産

関東でも人気の観光スポットとして知られる横浜。横浜港が開港してからの約150年で、欧米や中国からさまざまな文化が横浜へ入ってきました。そのため店頭には多種多様なお土産が並んでおり、何を買ったら良いか迷ってしまう人も。今回はそんな方に向けて、横浜市民がおすすめする定番のお土産を紹介します。

横浜で定番のお土産

横浜で定番のお土産

崎陽軒 シウマイ

1928年、横浜に名物を作りたいという思いから生まれたのが「崎陽軒」の「シウマイ」。一晩水に漬けて戻した干し帆立貝柱と豚肉を使用した、しっかり味の乗った冷めてもおいしいシュウマイです。

崎陽軒は、戦争の傷跡が残る横浜に明るさを取り戻そうと、横浜駅ホームでのシウマイ娘によるシウマイの販売や、1954年には現在でも人気のあるロングセラー商品「シウマイ弁当」の販売開始など、シュウマイ一筋で横浜の町を盛り上げてきた横浜を代表する老舗です。

横浜を訪れた際には、ぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか。

横浜バウムクーヘン 玉楠の木

横浜開港資料館の中庭に茂る「玉楠(たまくす)の木」は、150年以上前の江戸時代に描かれた絵画にも登場する横浜のシンボルツリーです。

「横浜バウムクーヘン」の「玉楠の木」は、そのシンボルツリーをイメージし、一層一層歴史を紡ぐよう丁寧に焼き上げて作られた絶品のバウムクーヘン。切り株のような筒型のパッケージも見る人を楽しませてくれるおしゃれで愉快なデザインとなっています。

横浜チョコレート 赤い靴

「食べてしまうことがもったいない」と広告されるほどのこだわりで作られる「横浜のチョコレート」の「赤い靴」。童謡「赤い靴」をイメージしたレトロなパッケージを開ければ、赤い紙に包まれたかわいらしい赤い靴が目に入ってきます。

その赤い靴は、つま先を丸くしたりストラップの位置が高めになっていたりと、小さな女の子が履いていそうな靴の形になるよう製造者のこだわりが表現されています。

チョコレートの味には厚みがあり、まろやかで苦味が少ないため、幅広い層に納得してもらえるベーシックな味となっています。

ウイッシュボン 横濱レンガ通り

1981年創業の洋菓子店「ウイシュボン」で一番人気のお菓子が「横濱レンガ通り」です。香ばしくローストされたアーモンドに生キャラメルが絡まり、クッキー生地でサンドされて焼き上げられたパイ風の洋菓子です。

2001年の販売当時からとても人気があったものの、現状に満足せずより良いおいしさを求め、2009年に現在の上品な味へと生まれ変わりました。パッケージも横浜を代表するスポット「赤レンガ倉庫とその通り」が描かれており、視覚も味覚も楽しめる一品です。

山陽物産 横浜三塔物語スティックケーキ

横浜港のシンボルである3つの塔

  • 神奈川県庁(愛称:キング)
  • 横浜開港記念館(愛称:ジャック)
  • 横浜税関(愛称:クイーン)

これらを一望できる3つのスポットを訪れると幸せが叶う、という言い伝えが「横浜三塔物語」です。

その物語を洋菓子に表現したものが、横浜で50年以上スイーツを製造・販売する「山陽物産」の「横浜三塔物語 スティックケーキ」です。

  • 上品なチョコレート味のケーキ
  • 紅茶とナッツが練り込まれたケーキ
  • さわやかな香りが漂うオレンジ味のケーキ

3種類のスティックケーキが、それぞれの塔をイメージした洋風のかわいいパッケージに入っています。

お土産を渡す際は、味やこだわりのパッケージはもちろん、その物語でも楽しむことができる一品です。

 

こだわりの横浜土産

 こだわりの横浜土産

横浜ビール 横浜ラガー

横浜で初めてビールが作られたのは1872年、ノルウェー出身のアメリカ人技師ウィリアム・コープランドがビールの醸造を開始したことが始まりです。これは日本で継続的に生産された最初の商業ビールであったものの、1884年に経営不振のため倒産しました。

株式会社「横浜ビール」は、そんな横浜でのビール作りの歴史と伝統を受け継ぎ、飲む人の心に響くクラフトビール作りを1994年にスタートします。

「横浜ラガー」は、マスカットやパッションフルーツのようなフルーティーな香りと柑橘系の苦味が合わさったラガー。軽いものの軽すぎるわけではなく、ラガーであるもののエールのようであることが特徴です。

「2011 ジャパンアジアビアカップ」で銅賞を受賞した、横浜を代表する地ビールです。

美濃屋あられ製造本舗 横浜のあられ

1929年創業の老舗「美濃屋あられ製造本舗」は、「焼きたて、煎りたて、作りたて」というキャッチコピーで多種多様のあられ菓子を横浜の地で製造しています。1954年には神奈川県指定銘菓に指定されるなど、神奈川県でも代表のお菓子として知られています。

「横浜のあられ」とも呼ばれる美濃屋あられ製造本舗のおすすめは「ハートみっくす」。ハート型のかわいい生地と、桜・抹茶・キャラメルの3色のざらめで甘く仕上げられており、ちょっとしたお土産や結婚式のプチギフトとして人気があるお菓子です。

横濱屋本舗 清水屋ケチャップ

1866年ごろ、横浜で西洋野菜の栽培が始まった当時、栽培農家の一人である清水與助はトマトの加工事業をスタート。ケチャップの味や作り方の研究に労を尽くした結果、宮内省御用達の極上のケチャップが誕生しました。

「横濱屋本舗」は明治期の資料に残る加工作業の様子を丹念に調べ、度重なる施策を重ねた結果、そのケチャップの再現に成功します。それが「清水屋ケチャップ」です。

有機素材のみで作られているため安心安全。トマトのフルーティーな香りと素材の甘みが口に広がるケチャップに仕上がっています。

パッケージのデザインにも、当時アメリカから渡ってきたケチャップのハイカラなラベルを元に清水が作ったものが表現されています。当時のケチャップを味わうことができるレトロな一品です。

 

横浜中華街ならではのお土産

横浜中華街ならではのお土産

重慶飯店 麻婆豆腐醤

「重慶飯店」は四川料理の老舗として1959年に創業。横浜中華街の本館では、本場四川の伝統の味を引き継いだ本格四川料理を堪能することができます。

そんな重慶飯店で提供されている「麻婆豆腐」がレトルトでも登場しました。本格四川料理ならではの山椒の香りとしびれる辛さ、その奥に濃厚なうま味が詰まった本格の麻婆豆腐をご家庭でも楽しむことができます。

重慶飯店 番餅

同じく重慶飯店から提供されるお土産は、第24回神奈川県名菓展菓子コンクールで優秀賞を受賞した「番餅(ぱんぴん)」です。

このお菓子のモチーフは、中国の種族である番人(ばんじん)が、餡を皮で包んで細い筒状に伸ばし、それを切って焼き上げたお菓子「番餅」。これをヒントに重慶飯店が独自にアレンジした、皮と餡のしっとりとした食感とクルミの香ばしさが楽しいお菓子です。

香港のデザイナー、アラン・チャンによるシンプルかつ上品なパッケージも人気の理由となっています。

江戸清 豚まん

最後は創業1894年の老舗「江戸清」の豚まんを紹介。厳選された国産の豚肉・カニ・エビ・野菜を生地で包んだ贅沢な豚まんで、販売開始と同時にマスコミが殺到し、行列ができるほどの人気商品となりました。

コンビニで販売されている肉まんよりも二回りほど大きなサイズのため、食べ応えもばっちり。通販でも取り扱われているので、横浜に行けない遠方の方もお楽しみいただけます。

 

いかがでしたでしょうか。そのほかにも横浜には、今回は紹介できなかった数多くのお土産があります。横浜を訪れた際は、自分のお気に入りの素敵なお土産を見つけてみてください。