お土産愛媛県でおすすめのお土産セレクト!

愛媛県でおすすめのお土産セレクト!

みかんの産地として有名な愛媛県は四国地方の北西に位置し、瀬戸内海に面した温暖な気候が特徴です。また、道後温泉は日本最古の温泉として古くから名湯を求めて多くの観光客が訪れてきました。今回は、愛媛県で地元の人に愛されるおすすめのお土産を紹介します。

愛媛でおすすめのお土産

愛媛でおすすめのお土産

澤井本舗 ひぎりやき

松山市駅のすぐ近く、澤井本舗ひぎり茶屋の「ひぎりやき」は、松山市で長年地元の人に親しまれている今川焼に似た焼き菓子です。1912年、善勝寺の境内で売り出されたひぎりやきは、善勝寺に安置された「日切地蔵尊(お日切さん)」が名前の由来となっています。

丸い型の天板に生地を流して焼き上げるひぎりやきのあんは、定番の「あずきあん」、ゆずの香りがほのかに漂う「白あん」のほか、「クリーム」や限定の「チョコレート」などさまざまな種類があります。

作りたてのおいしさが人気の商品ですが、通信販売でも購入が可能です。

一六本舗 坂の上の雲

1883年創業の一六本舗は、愛媛県全域のほか全国展開をしている和洋菓子製造販売の老舗企業です。看板商品である一六タルトと並ぶ人気商品なのが「坂の上の雲」。松山出身の3人を主人公に明治日本を描いた司馬遼太郎の作品である歴史小説『坂の上の雲』をイメージした商品です。

愛媛特産のいよかんとミルクを混ぜ込んだあんがたっぷり入ったしっとり優しい食感の一口サイズの饅頭で、小さな雲を彷彿させるかわいらしい形状が特徴です。

司馬遼太郎記念財団の認定商品として、松山市にある坂の上の雲ミュージアムでも購入することができます。

亀井製菓 坊っちゃんだんご

日本書紀にも記述が残されている日本最古の温泉地である道後温泉の銘菓として人気の「坊っちゃんだんご」は、やわらかいもちを緑・黄・茶の3色のあんで包んだ串団子です。

夏目漱石の小説「坊っちゃん」のなかに「道後温泉で評判の団子を食べてみた」という一節があり、かつて夏目漱石が松山にいたころ、道後温泉からの帰りに食べたと言われる団子にちなんで作られた商品です。

甘さ控えめの優しい味わいで、食べやすくかわいらしいサイズがお土産としても人気です。

お菓子工房おち はだかんぼうロール

「はだかんぼうロール」は、愛媛県産の「はだか麦」を炒って粉にした「はったい粉」を使用したロールケーキです。

はだか麦は揉むだけで皮がむけて身が取り出しやすいことから名付けられた大麦の一種で、さまざまな加工品として利用されています。

はだかんぼうロールのスポンジ生地は少し茶色っぽくふんわりとした口当たりで、ケーキの中心には押し麦と細かく砕いた麦茶を加えた白あんが入っています。

食べると口いっぱいに香ばしい香りが広がる、甘さ控えめで素朴なロールケーキとして人気です。

ポイント
愛媛県は、はだか麦の収穫量で日本一を誇る

霧の森 霧の森大福

愛媛県四国中央市新宮町の「霧の森」で製造・販売されている「霧の森大福」は、抹茶のほろ苦さが口いっぱいに広がり、あんとクリームの甘さが絶妙にマッチする和菓子です。

霧の森大福には、新宮村で栽培された香りが強く鮮やかな緑の「かぶせ抹茶」がふんだんに使用されており、大福のもち生地のなかに練り込まれるほか、外側にもたっぷりまぶされています。

小さめの一口サイズで食べやすく、個包装のためお土産にも最適です。

ポイント
新宮町の新宮村は、30年にわたり農薬を一切使用しない栽培方法が全国的にも珍しいお茶の産地です。

 

愛媛ならではの味をお土産で

愛媛ならではの味をお土産で

愛媛みかん

愛媛県でのみかんの栽培は、江戸時代の後半ごろから始まりました。温暖な気候で晴れの日が多く土壌も良いことから栽培環境に恵まれており、1900年ごろからみかん農家が増え、いまでは日本有数の産地となっています。

愛媛県のみかんやいよかん・ぽんかんなどの生産量は全国一位で、「かんきつ王国」とも呼ばれています。愛媛県のなかでも瀬戸内の島々や海岸線に沿った傾斜地が主な産地で、石垣で覆われた段々畑を多く見ることができます。

「愛媛みかん」は愛媛県産の温州みかんのブランド名で、太陽をしっかり浴びて育てられたコクのあるみかんです。10月下旬から1月中旬が収穫時期で、皮が薄くとてもやわらかで甘味が強いことが特徴です。

えひめ市場 瀬戸のアンチョビ

カタクチイワシ科の魚の総称を英語でアンチョビと呼びますが、日本ではカタクチイワシの塩蔵品のことを指します。

イタリア料理ではコクのある塩気として使用される食材ですが、瀬戸のアンチョビは愛媛県に面する瀬戸内海産のカタクチイワシを塩漬け熟成した国内産の商品で、臭みがなく上品なおいしさが人気です。

水口酒造 道後ビール

水口酒造は、道後温泉で唯一の造り酒屋として親しまれている蔵元です。長年培ってきた日本酒造りの技術と伝統の技を活かし、道後生まれのクラフトビール「道後ビール」の醸造を1994年に開始しました。

種類は4種類で、

  • 淡色麦芽を使用し、さっぱりとした味わいの「ケルシュタイプ」
  • 厳選された良質でほのかに甘味のあるカラメル麦芽を使用した「アルトタイプ」
  • コクがあり、本格的なうまさが特徴の「スタウトタイプ」
  • 苦みが少なく、口当たりが良い女性でも飲みやすい「ヴァイツェン」

があります。

木村蒲鉾店 じゃこ天

じゃこ天は愛媛県南予地方の郷土料理で、宇和海産の小魚を原料に、頭と内臓を落として骨ごとすり身にして油で揚げた魚肉練り製品です。

揚げたてはそのまま食べてももちろんおいしく、軽くあぶると香ばしさが引き立ち、魚のうま味と磯の香りが広がります。

木村蒲鉾店は、松山市駅前で60年近くじゃこ天を作り続けている人気のお店。小骨のジャリジャリした食感を楽しめるものから厚みがあって食べ応えのあるもの、また、塩分控えめのじゃこ天などさまざまな商品があります。

 

愛媛が誇る地元ブランドをお土産に

愛媛が誇る地元ブランドをお土産に

竹山窯 竹山窯【砥部焼】

「竹山窯(ちくさんがま)」は、「中元竹山(寅義)」が1956年に創立した砥部焼(とべやき)の窯元で、茶碗や皿などの食器から花瓶といった日常品までがそろっています。砥部焼は愛媛県伊予郡砥部町で作られる焼き物で、愛媛県の伝統工芸品に指定されています。

焼き物には、粘土が原料で吸水性があり重みのある「陶器」と、陶石と呼ばれる石を砕いた陶土を原料とした「磁器」があり、砥部焼は地元産の陶石を原料にした磁器です。

砥部における窯業の歴史は古く、6世紀ごろには須恵器などの製造がすでに行われており、当時の窯跡がいくつも発見されています。

その後、江戸時代に砥石屑を活用した磁器の焼成に成功したことから砥部焼が食器として作られるようになり、地元産業として大きく発展して現代に受け継がれているのです。

砥部焼は、日常使いを目的にしているため非常に頑丈な作りになっています。また、ぽってりとした厚みは両手で包み込むと温かみを感じることができます。

今治タオル やさしいタオル

タオル産業の聖地として名高い今治市は、愛媛県北東部に位置し、タオル製造に関わる工場が数多くある産業都市です。

今治タオルは「優れた吸水性を有すること」が最大の特徴であり、独自の認定基準をクリアした商品のみが名乗ることができるブランド名。認定された商品には認定マークの表示販売が承認されています。

120年の歴史とジャパン・クオリティーの代表製品として、品質と安心・安全にこだわったタオルブランドであり、吸水性の高さとやわらかい触り心地が国内外で高く評価されています。

「やさしいタオル」は、横田タオル株式会社製造の今治タオル認定の商品で、最高級の超長綿を贅沢に使用した、光沢が美しくやわらかく上質な肌触りを楽しめる高級タオルです。

 

地域の特産品や食材を取り入れた愛媛ならではの味、歴史的な知名度を活かした銘菓、長く地元で愛される食品など、魅力的な愛媛の土産物をぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。