お土産栃木でこれだけは押さえておきたい、おすすめのお土産!

栃木でこれだけは押さえておきたい、おすすめのお土産!

日本のほぼ中心に位置している栃木県。その中央部には広大で静かな田園風景が広がっています。北西部には雄大な山々がそびえ立ち、豊かな水や温泉といった自然の恩恵を全身で楽しむことができます。日光東照宮や那須高原などの全国でも有名な観光名所もありますそんな栃木県でおすすめのお土産を紹介します。

栃木でおすすめのお土産

栃木でおすすめのお土産

高林堂 宮のかりまん

1885年創業以来、栃木県宇都宮市で和菓子を作り続けてきた高林堂の看板商品「宮のかりまん」。これは、かりんとう風味の揚げ饅頭(まんじゅう)で、噛めば噛むほどなかのあんこと衣が混ざり合い、香ばしさとともに旨みが口いっぱいに広がリます。

季節に応じて桜味・抹茶味・甘夏味などのさまざまなバリエーションがあるほか、生地に味噌を練りこんだ味噌かりまんやかりまんラスク・かりまんどら焼きといった一味違ったお土産もあります。

KOBORI 下野カスター

小さな店舗で伝統の味を守り続けているのは、コボリ洋菓子店の「下野(しもつけ)カスター」です。下野とは栃木県の旧名のことを意味しています。

この下野カスターは一見するとただのパンケーキですが、ほんのり甘くふんわりしたやわらかいスポンジと、そのなかに入っている上品な甘さのオリジナル生クリームが絶品です。1968年の創業以来、その人気にもかかわらず大きなデパートなどに出店をせず伝統の味を提供し続けています。

しらさぎ邸 御用邸チーズケーキ

次は、栃木県の北部に広がる那須高原の工場で作られているしらさぎ邸の「御用邸チーズケーキ」を紹介。皇室御用達というわけではなく、那須町に平成の天皇皇后両陛下の御用邸、つまり別荘があることからその名前が付けられました。

新鮮なクリームチーズを数種類使用したこだわりのベイクドタイプのチーズケーキで、濃厚な味わいとなめらかな舌触り、しっとりとした食感が持ち味の上品な仕上がりとなっています。

もめん弥 ぼくポチ

続いては、栃木県の南西部に工場を構え、おかきや和菓子を製造しているもめん弥の「ぼくポチ」シリーズ。このおかしの一番の魅力は、可愛らしいワンコのデザインです。

押し花作家の杉野宣雄がプロデュースした商品で、表情豊かなワンコの「ポチ」をかたどっています。バターがたっぷりの皮に黄味あんを入れて焼き上げており、とても優しい味に仕上がっています。

幸運のポチ
1000個に1個の割合でまゆ毛のある「幸運のポチ」が入っていることもあります。

 

超定番!の栃木土産

超定番!の栃木土産

湯沢屋茶寮 元祖日光酒饅頭

世界遺産の日光東照宮の門前に店舗を構えるのは、1804年創業という長い歴史を持つ湯沢屋です。そこで製造されている「元祖日光酒饅頭」は、自家製の糀(こうじ)と天然酵母を用いて添加物を使用しない昔ながらの製法で作られている、現在では希少な饅頭です。

季節やその日の温度・湿度等によって微妙に変化する天然酵母で生地を発酵させる技術には、経験を積んだ職人の勘が不可欠です。そうしてできた饅頭は独特の酸味を持っており、なかに入っている餡子の持つ甘さと良くマッチするため、味わい深い饅頭に仕上がっています。

レモン牛乳

栃木県民の間では「レモン牛乳」の略称で愛され続けている商品ですが、その正式名称は「関東・栃木レモン」。昭和の戦後まもないころに、栃木県宇都宮市の関東牛乳が製造を始めました。

甘いものが貴重な戦後の時代、特別な日に給食で出されていたレモン牛乳は、栃木県民にとって長い間親しまれてきた商品でした。

2004年に製造していた関東牛乳が廃業したものの、「慣れ親しんだ味がなくなることは寂しい」という声に後押しされ、栃木牛乳が製造法を引き継ぎ翌年2005年に「関東・栃木レモン」という名称で復活。今では栃木県の定番のお土産の一つになっています。

スタミナ健太 宇都宮餃子(3色餃子セット)

餃子が名産としても有名な宇都宮市で餃子の製造を行っているのは「スタミナ健太」です。

栃木県産のニラや豚肉、卵、舞茸などの地元の食材を使って作った餃子の餡は、一昼夜、氷低温で熟成させ、さらなる素材の旨みを引き出す工夫を行っています。

こだわりが詰まったスタミナ健太の「3色餃子セット」は、

  • 旨みが濃いシンプルな「健太餃子」
  • さっぱりした味わいの「しそ餃子」
  • ちょっと贅沢な気分も味わえる「エビ餃子」

の3種類の味を楽しむことができるセットです。

焼き餃子だけでなく、揚げ餃子やスープ餃子などでいただくこともおすすめです。

ポイント
パリッとした香ばしい食感を出すために0.75ミリという薄い皮を使用している。

 

ご当地おせち料理としても人気の栃木土産

ご当地おせち料理としても人気の栃木土産

菜匠の里 しもつかれ

栃木県民のなかでもその独特な味や香り・外見から、好き嫌いが激しく分かれる栃木県を代表する郷土料理「しもつかれ」。地域や家庭によって作り方に若干の違いはあるものの、

・塩鮭の頭
・節分の福豆を煎った大豆
・鬼おろしでおろした大根と人参

を酒粕などの調味料で混ぜ合わせるのが一般的です。

混ぜ合わせられたこの料理の香りは独特で、生臭く感じたり、見た目も食材がごちゃまぜでドロっとしているため食べることに抵抗がある人も多い一方、栄養価も高く保存も利く万能な料理でもあります。

肝心の味も、酒粕によって多少のクセはありますが、ご飯のおかずや日本酒の肴に合う塩気のある味が特徴です。

通販でも取り扱われている菜匠の里のしもつかれは、クセが少なく食べやすいことが特徴の商品です。ぜひ栃木の郷土の味を試してみてはいかがでしょう。

吉田屋 竹筒水ようかん

江戸時代創業の老舗のようかん専門店「吉田屋」の水ようかんは、風情ある竹筒の容器に素朴なようかんがすっぽり入っています。厳選された小豆と吟味された砂糖、風味豊かな寒天が使用されており、さっぱりした口当たりとほどよい甘さ、トロッと溶ける口どけの良さも特徴的です。

シンプルでクセが少ないので、餡子が得意ではない方にもオススメ出来る逸品です。竹の筒に入っている涼しげで風情あるようかんは、通販での取り扱いもあります。夏の暑い日には「竹筒ようかん」を食べて涼しんでみてはいかがでしょう。

道の駅どまんなかたぬま 耳うどん

最後に紹介するお土産は、栃木県南西部にある佐野市の郷土料理「耳うどん」です。材料はうどんと同じで、小麦粉と塩水を混ぜてこねて作られます。耳うどんはそれを麺ではなく「耳」の形に整えたもので、温かいしょうゆやみりんで味付けをしただし汁に浸して食べる料理です。

耳うどんの形はよく見るとその先端がとがっており、これは鬼の耳に見立てられています。江戸時代、悪さの象徴であった鬼の耳を食べてしまうことで、1年間悪い話を聞かずに済む、つまり身の周りで悪いことが起こらなくなるという意味合いが込められています。

佐野市にある道の駅「どまんなか たぬま」では、お土産用の耳うどんが取り扱われています。通販での販売は道の駅では2017年時点では行われていないので、気になる方は現地を訪れた際に購入されてみてください。

 

ユニークな郷土料理だけでなく、餃子などのB級グルメや洋菓子・和菓子まで、バリエーションに富んださまざまなお土産がそろっている栃木県。ぜひ栃木を訪れた際や栃木のお土産を選ぶ際の参考に活用ください。