お土産青森でおすすめのお土産!定番のお菓子から、郷土料理まで!

青森でおすすめのお土産!定番のお菓子から、郷土料理まで!

本州最北端に位置する青森県。言わずと知れたりんごの日本一の生産地というだけでなく、日本海と太平洋の2つの海と接しているため独自の文化を育んできました。今回はそんな青森県のおすすめのお土産を紹介します。

外れなし!青森で定番のお土産5選

外れなし!青森で定番のお土産5選

気になるリンゴ

まずは「株式会社ラグノオささき」の「気になるリンゴ」です。1884年に青森県弘前市の小さな駄菓子屋から始まったラグノオは、確かな実績を持った青森でも老舗の菓子製造会社です。

そのなかでも気になるリンゴは、青森県産のりんご「ふじ」をシロップに漬け、一個をまるごとパイで包んで焼き上げた贅沢なお菓子です。もちろんりんごの芯はくり抜かれているので安心。くり抜かれた芯の部分には特製のリンゴペーストが詰め込まれており、しっとりとした食感も楽しめます。

常温で食べるのも良いですが、冷やしてから食べるとりんごのシャキシャキした食感をより楽しむことができます。また反対にトースターでほんのり温めてからアイスクリームを添えて食べれば、上質な贅沢スイーツへと生まれ変わります。

パティシエのりんごスティック

同じくラグノオから紹介するもう一つの定番のお土産が「パティシエのりんごスティック」です。青森県産のりんごを大きめにカットし、スポンジ生地と一緒にそのままパイ生地で包んだ一品です。

大きめにカットされたりんごのシャキシャキ感、スポンジとパイ生地のしっとりした味わいが絶品です。トースターで温めて食べると、サクッとした食感を楽しめます。

2013年の第26回全国菓子大博覧会で金賞を受賞するなど、青森でも広く知られたお土産の一つとなっています。

奇跡のりんご かりんとう

無農薬無肥料での栽培は絶対に不可能とされているりんごですが、その栽培に見事成功したのが木村秋則の通称「奇跡のりんご」。奇跡のりんごかりんとうは、その果肉、皮、種を使用して作られています。また、奇跡のりんごの魅力を活かすため三温糖で甘みを付けるなど、リンゴ以外の原材料にもこだわりが見られます。

木村秋則が作る奇跡のりんごは、世界中でここしか作ることができず生産数も限られているため、入手が非常に困難です。このかりんとうは、そんな奇跡のりんごを少しでも味わうことができる嬉しい商品と言えます。

洋菓子風なので、日本茶はもちろんコーヒーと紅茶にも合う菓子となっており、若い世代や海外の人にも受け入れられやすい商品です。

青い森の天然青色リンゴジャム

青色は食欲を減退させるため食品には使用されないことが多いのですが、とある青森の英語教室の教師の発案で「青い森の天然青色リンゴジャム」は誕生します。

ある日、青森の英語教師である小山が、知人からタイのアンチャンというお茶をもらいお湯を注いでみると、ティーカップに広がるロイヤルブルーの美しさが目に入りました。その芸術性に魅了され、直感的に「この美しい青で、がんばっている女性を癒やしたい」と考えたのです。

着色料を使用せず自然素材によって生み出されたその色は、透き通る美しい青色。ジャムの原材料は、産地ならではの加工技術ですりおろした津軽りんごとオーガニック栽培されているアンチャンというハーブ。りんごの風味が口いっぱい広がるジャムに仕上がっています。

 

いちごを使わない?郷土料理いちご煮とは

いちごを使わない?郷土料理いちご煮とは

続いては、青森県八戸市を中心とした三陸海岸周辺の郷土料理「いちご煮」の紹介です。名前からはいちごを煮込んだスープのようなものが想像されますが、実は、三陸海岸周辺で採れる自慢のアワビとウニを使った贅沢なお吸い物なのです。

古くから、三陸海岸周辺では「かづき」と呼ばれる男たちが大量に獲ったウニやアワビを大きな釜に放り込み、海水で煮込んで食べていました。それが大正時代に入り、八戸市の老舗旅館「石田屋」でお吸い物として出されようになります。

名前の由来は、石田屋の2代目主人石田多吉が「淡い乳白色の潮汁に沈む赤みの強いウニの卵巣が、野いちごのように見える」ということから命名したものです。

昆布だしと塩、少量の醤油だけで味付けされたシンプルな料理ですが、青森ではおめでたい席やお正月には欠かせない代表的な郷土料理の一つになっています。

お土産やギフトに最適!いちご煮の缶詰

味の加久の屋 いちご煮 缶詰

自分で作ることはなかなか大変ないちご煮ですが、青森県八戸市にある「株式会社味の加久の屋」がいちご煮の缶詰を製造しているので紹介。いちご煮の魅力が缶詰に凝縮されていますので、ぜひご賞味ください。

 

もらって嬉しい青森のソウルフード!せんべい汁

もらって嬉しい青森のソウルフード!せんべい汁

最後に紹介する青森のお土産は、青森を代表するソウルフード「せんべい汁」です。昔から青森県民に愛されている家庭料理の一つです。いちごを使わないいちご煮とは異なり、なんとせんべいが汁のなかに入っている、知らない人には驚きの一品です。

ご当地ならではの南部せんべい

せんべい汁は、青森県や岩手県の銘菓となっている南部せんべいが使用されています。それを一口サイズに割り、主に醤油ベースの鶏や豚ダシのスープにニンジンやゴボウといった根菜と一緒に煮込まれたものが一般的です。

南部せんべいは青森県や岩手県のスーパーでは広く取り扱われており、おやつで食べる南部せんべいをより鍋用に改良した「おつゆせんべい」という商品も流通しています。

その歴史も古く、1340年代の南北朝時代に誕生しました。現在の青森県南部町を訪れた長慶天皇が食事に困った際、家来の赤松助左衛門が地元の農家からそば粉と米をもらい、鉄かぶとを使ってせんべい風に焼き上げ、天皇へ差し出したことが始まりです。

その後、それを見た南部町の人がそば粉と大麦を使ったせんべいを焼くようになり、現在の南部せんべいへと発展していきます。

南部せんべいを汁に漬けて食べるようになったのは江戸時代になってから。このころになると、単にせんべいを割って食べるだけでなく野菜や海の幸が入った汁物に入れて食べる方法が生まれ、この方法が家庭へと浸透していきました。

MEMO
気になる味付けは、味噌ベースや塩ベースなど、地域や家庭によって種類もさまざま

B級グルメとして人気に

現在のせんべい汁は青森を代表するB級グルメとして知れわたっています。

その始まりは1998年、木村聡が東北新幹線八戸駅の開業に合わせて「八戸南部せんべい汁」を販売したところ大盛況となり、これをきっかけとして2003年に「八戸南部せんべい研究所」が設立されました。

設立後、木村はせんべい汁を広めるため、せんべい汁のCDの販売や「せ」の文字が入ったTシャツ販売などさまざまなPR活動に取り組みました。そして2012年にせんべい汁同様、全国にはご当地の安くて旨いB級グルメを素材に町おこしを考えている人が数多くいることに注目し、「B級グルメの祭典!B-1グランプリ」の開催を思い立ちました。

記念すべき第1回は地元八戸市で開催され、1万7千人近い来場者があるなか、見事準グランプリを獲得。その後も第2回~第4回まで連続で準グランプリを獲得するなど、全国に広まるご当地B級グルメとなりました。そして第7回グランプリでついにグランプリを勝ち取ったのです。

B-1グランプリ優勝の料理がご自宅で簡単に!

八戸北家 せんべい汁

見事B-1グランプリ優勝を勝ち取ったせんべい汁をいただけるお土産を紹介。お好みの根菜と付属の特性スープを合わせて煮込むだけで簡単に八戸のせんべい汁を楽しむことができる逸品です。

 

青森を代表する定番のお菓子から郷土料理までの紹介でした。青森を訪れた際は、ご家族や恋人・友人へのお土産にぜひいかがでしょうか。